スターウォーズ

4日。
子どもはエレクトーンのアンサンブルの発表会。2年生までグループレッスンが一緒だった人たちと。3年生5人、2年生1人の、6人のグループで、「スターウォーズ」弾いた。
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私の耳はいいかげんだが、パパの耳はいいかげんじゃない。
3カ所、間違ってた、って言う。
「いいえ、2カ所です」って子どもは抗議するが、ビデオは非情だ。
帰って見てみたら、3カ所間違ってた。

金銀銅賞にはさっぱり関わりないが、でもいい演奏だったよ。
拍手はいちばんもらってたよ。
上手なグループはほかにもたくさんあるけど、あんたたち、親もだけど、こんな適当で、でもなんとかなったっていうのは、すごいよ。…ほめてないか。
最初と最後がそろっただけでもすごいし、ちゃんとスターウォーズに聞こえたのが、またすごいよ。


スターウォーズじゃなくて、戊辰戦争ぐらいだよ。泥仕合だ。
ってパパが言う。
「じゃあ、いまから明治がはじまるんだね」って子どもが言う。
なんかへんな会話だ。

中学生の頃、SFブームあって、その最初にスターウォーズの映画があったような記憶なんだが、あの頃、映画館は入れ替え制じゃなかったから、映画に行くときは、朝からお弁当もって、夜まで、4回くらい観て帰る、のが流儀だった。(私と、私の友だちはそうだった。)で、途中は眠りながら、4回くらい観たんだ。

ハヤカワ文庫や、レイ・ブラッドベリや、萩尾望都や。放課後の図書室で交換していた本やノート。あのころの、他愛なくてきらきらしていたいろんなこと。いろいろと、思い出した。



子ども、がんばったので、お金はないけど図書カードはあったので、帰りに本屋に行く。

高等学校の日本史と世界史の図録、中学校の地理の資料集、買う。こんな難しそうで、何よりこんな字の小さいの、読めません、と私は思うんだが、子どもは、読んでいる。たいていの漢字読めるから、わかってもわかんなくても、読めるのは読めるのだ。
資料集なんて、受験のしんどさをまず思い出してしまうけど、子どもはさしあたって、受験などとは関係ないので、絵も写真もたくさんのってるし、ただただ面白いみたいなのでした。

「これなんて読むの」って聞きに来たのは「終焉」という字で、
明治以降のそれぞれの内閣の特徴をまとめてあるところに、その内閣の「終焉」理由も書かれているのだった。吉田茂のバカヤロー解散とか。

いまの内閣は、どんなふうに終焉するのだろう。