正しい休日の過ごし方

通っている学校の入試のために、息子は、金曜午後から火曜日まで4・5連休だった。4日間毎日必ず、昼まで寝ていた。正しい休日の過ごし方。
ふだん、絶対寝不足だと思うもん。

どこにも遊びに行く予定もなく、ずっと家にいるので、毎日ごはん作ってもらうことにした。好きなものつくっていいよ。金曜日チャーハン。日曜日、鶏と大根の炒め物とみそ汁とサラダ。土曜日、麻婆豆腐つくったけど、写真撮り忘れ。
月曜日は牛肉炒めで、火曜日は豚肉の生姜焼き。

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(ぼくは県外に出たい)と、ときどきひそかに思うらしく、料理はできるようになりたいので、素直に挑戦している。いいことだ。
これ以上、簡単にできないくらい簡単な料理しかしないので、母を超えるのはたやすいことだと思うよ。

学校は休みだけを与えてくれたわけではなく、宿題たくさんあるので、せっせと片づけていた。英検とピアノのコンクールも迫っているので、過去問やったり、教室にピアノを弾きに行ったり。弾きあぐねていた曲が、ようやく弾けるようになって、すこしほっとしている、か。

さてそれで、センター試験の英語に挑戦していた。146点(200点満点)だって。中3で7割3分とるのか…。私の共通一次の本番がそれくらいだったと思う。息子、英語苦手じゃなくてよかったよ。私は去年5割とれなかったので、もうやらない。
私に似なくてよかった。中学に入学したとき、私はアルファベットが覚えられなかった。鏡文字になってしまう。子音だけの発音が、不安で受け入れられなかった。そこで躓いて、そのまま成績は低迷した。いいんだ、わたし外国になんか行かないし、英語なんかいらない、と思っていたのに、
気づけば毎年、フィリピンに行く人生なのだから、何が起こるかわからない。英語の不自由は絶対ある。不自由なままで25年間……。
私みたいにならないように、息子には、彼がひらがなをおぼえた2歳か3歳のとき、ついでにアルファベットも教えた。英語のDVDも見せたが、子どもたちが喋ったり歌ったりする音が嫌で、耳をふさいで逃げ出してしまうので、それは聴覚過敏の発見に役立っただけだった。
あとは中学生になってから自分でがんばったと思うんだけど、とにかく、母に似なくてほんとによかった。

ついでに書くと、国語90点(200点満点)。国語ぐらいは教えられそうなので、家庭教師した。古文と漢文、「声を出して読むと、すこしわかるような感じがする」と言う。それは私も。でもまあ、試験のときに声出せないからね。息子がどこでどうまちがってしまうのか、それが自分ごとのようによくわかるので、面白かったわ。
評論文の翻訳の話、「娘が父親にいう「I love  you」は、ぼくの場合だと「にゃーん、にゃーん」になるのかな」というのがおかしい。たしかにそうですね。
「にゃーん、にゃーん」と彼は鳴く。

 

国語でしょんぼりだった息子は、地理でリベンジをはかる。70点。
私も70点。息子に負けなかったのがめちゃ嬉しい。息子は去年も70点だったが、私は去年は50点台だった記憶だ。

そんなこんなで、4日間、息子と一緒に料理したり勉強したり。
日曜は、町内会の総会だったので、書記したり、そのあと飲んだり。

正しい休日の過ごし方、だった。

で、4日休んで気力体力充実していたのに、学校から帰ってきた息子は、またいつもの疲労感を漂わせているのだった。
荷物重いし、持久走の季節じゃあるし。