白いともだち


 昨日の朝、粉砂糖をまぶした感じの雪景色。
 久しぶりの雪に子どもが興奮して靴もはかないで庭に出ていく。あわてて連れ戻して靴をはかせた。庭で「ゆき、ゆき」と大喜びしている子どもの口に、雪のひとかけらを入れてやると、びっくりしたみたいに「みじゅ」と叫ぶ。雪が水にかわるのは発見だったね。

 雪のなか、郵便局へ行ったついでに、そのまま隣町の道の駅まで卵と野菜を買いに行く。山のほうは一晩でけっこう積もったようで、きれいな雪景色だった。夕方、「おかあさんといっしょ」で「さよなら、白いともだち」と歌っていたけれど、そろそろ名残の雪だろうか。

 夜、子どもの寝ているすきに髪を切ってやろうと思って、半分切って、頭の向きを変えたら起きてしまった。泣き出すし、暴れるし、とはいえここでやめるわけにはいかないし、なだめたり、すかしたり、怒ったりして切っていた。子どもが、泣いて抵抗しながらも、櫛で自分の髪をとこうと一生懸命なのが、なんだかもう面白い。
 切り終えて鏡を見せて、「男前になったでしょ、かわいいでしょ」と言ったら、ようやく泣きやんで笑ったけれど、うーん、きれいに切れた、とはお世辞にも言えないわね。