成長


 近所の小学2年の男の子が、百人一首にはまっている。もう半分以上も覚えた、という。ノートに細かな字で書いているのを見せてくれる。それまで公園でサッカーをしている姿しか見たことがなかったので(何度かつきあわされた)、いつのまにこんなに上手に字を書くようになったかと驚いた。
 得意そうに百人一首を暗唱するのに、つい口をはさんだら、「知ってるの?」と驚かれ、それから、「じゃあこれは? じゃあこれは?」と、試験がはじまった。上の句を言われると、下の句は出てくるが、その反対はできない。すぐに抜かれてしまうだろうな。

 私の2歳7か月になった子どもは、育児サークルで教えてもらったアンパンマンのお遊戯をやっている。「トントントントン、アンパンマン」。

 自分に退屈を感じたら、子どものいるところに行くに限ると思う。小さい子たちの成長は、とても楽しい。

 今朝、町内の大掃除。草を抜いたり刈ったり、溝掃除したり。草の成長もすごい。山の斜面に茗荷が育っている。自由に摘んでいいらしい。わらびはどこで摘める、とか、のどかな情報交換をする。車に轢かれて干からびた蛙、小さな青大将、大きなミミズ、など出てくる。

 庭のぐみを鳥がついばみにくる。なんの鳥だろう。メジロなどより大きく、鳩よりは小さい。体は灰色。
 昨日の朝苺3個。今朝2個。