一日に百回も

 一日に百回も「いや」が言えれば、いっそ見事だ。ちびさん、反抗期。
 
「キス・キス・キス」の続き。
 ディズニーチャンネルの犬のキスの場面をチェックしたが、ちょっとキスをしただけという淡白なものだった。想像したみたいにハートが浮かんでいるわけでもない。とすると、キスしたあと、うつむいて、照れたようにもじもじしていたのは、ちびさんの演出だろうか。
 
「海賊たちの歌」の続き。
 「海賊たちの歌」の原語の歌詞を知りたいと思ったら、教えてくれる人がいて感動した。ミクシィにちょっと感謝。「聖エルマの蝋燭」は誤訳で、船乗りたちの間に伝わる「鬼火」のようなものだとも教えてくれた。
 大学2年のとき以来だ。ロシア語を眺めていたりする。文字を見ながらだと、全然聞き取れなかった歌が、すこし聞き取れる。 子どもはところどころ耳で覚えて一緒に歌っていたりする。子どもの耳はすごい。もっとも彼が歌うと、すべての曲がロックになる。上機嫌で叫んでいる。
 ロシア語の辞書も、とっくに手離してしまって、もうなんにもわからなくなってしまったが、辞書をひきながら、文章を訳すという、あのだるい作業が、なんだかなつかしい。辞書、手離すんじゃなかった。どうせ、あんたは語学できないし、単位もとったんだから辞書もいらないでしょう、といわれて、それはそのとおりなので、あげてしまったのだった。またどこかで探そうかな。必要もないんだけど。
 
 桜、散ってしまった。