東京5日間の旅

東京5日間の旅。
帰ってきて3日たつんだけど、なんだかまだ重たい荷物と、重たくて、しかも喋ったり動いたりする荷物をもって(もちろん、ちびさんのことだ)、次はどこへ移動するのかと、身構えたような気持ちがつづいているのは、(寒いので)家のなかでもコートを着たままだったりするせいかな。
 
東京は、楽しかったなあ。たくさんの友だちに会えてうれしかったです。
東京は、しんどかったなあ。なんてったって、ちびが!!!
 
最初の夜に、ホテルで▲。1週間近い便秘のあとだから、でっかい▲。
そのあと、薬飲ませたら、この薬がまずくていやらしく、ちびさん全部吐いた。服とかタオルとか、床とか、どろどろに汚してしまって、その後始末に一苦労だった。バスタブで洗たくしたり、そのあとバスタブの掃除したりしながら、昔、ほんの数日だったけど、夏休みにホテルの客室掃除したことを思い出したわ。客室掃除係りに余分な労働をさせないですむくらいには、きれいにしておきました。掃除のコツもわかるし、なんでも経験しておくもんだと思いました。
(客室掃除は、けっこうな重労働だったなあ。「おしゃべりしてないで。ひと部屋20分で終わらせないと間に合わないわよ」と叱られたのを思い出しました。ああ、ごめんなさい。)
 
次の日、私は朝からレティ先生のホテルに行き、あれこれの準備をする。ちびさんはパパと大宮の鉄道博物館へ行った。とても楽しかったらしい。パパがビデオを撮っていたけど、ビデオで見ると、どれが本物の電車の場面で、どれが模型かわかんなくなりそうで、不思議。
で、夜、授賞式の会場で合流したんだけど、ちびさん、会場内を走り回ったあげくに(面倒みてくれたみなさん、ありがとう)、よりによってレティ先生のスピーチの最中に、パンツのなかにでっかい▲。
パパと一緒に、先にホテルに帰ってもらいました。
ホテルで真夜中まで遊びつづけ、歯磨きしないの、お風呂はいらないの、とぐずるちびに、
「なおちゃんに言うよ!」と言ったら、なんと、涙ぽろぽろこぼして、「いわないで!」というのだ。効果てきめんだった。
「かよちゃんにも言うよ!」と言ったら、またさらに、涙ぽろぽろで、「はみがきする、おふろもはいるから、いわないで!」と、いきなりききわけよくなったのが、とっても面白かった。
ちびさん、なおちゃんとかよちゃんがだいすき。 
 
それでその夜、私は風邪。咳と体じゅう痛いのとで、ほとんど眠れず。翌日、午前中どうにか起き出して、お茶の水から阿佐ヶ谷へ、ホテルの移動をする。午後からはホテルで、遠方からきてくれたスポンサーさんたちと会っていた。接待する、はずが、風邪薬を買ってきてもらったり、お茶をおごってもらったり、介抱してもらってたわ。
パパはその間ずっと、ちびさんと山手線に乗ってぐるぐるまわっていたらしい。
 
パパは子守でふらふら、私は風邪でふらふら。その翌日は大学で、学生さんたちがちびの相手をしてくれたのが、私たちは涙が出るほどありがたかったです。
 
何はともあれ、お天気もよくて、人の気持ちのつながりのうれしい、忘れられない旅になりました。
お世話になったみなさま、東京で会えた方も、会えなかった方も、重ね重ね、ありがとうございました。
水曜にはレティ先生たちも帰国して、もう学校の仕事に戻ってるというし、私も日常に戻ります。戻りますが、日常の一部は確実に変化していて、わが家の六畳間では、山口線蒸気機関車の横を、京王線が走っていて、「つぎはしゅうてん、はちおうじえき」とか、ちびは言っている。