京都

京都行ってきた。土曜の早朝に出て、日曜の夜帰広。
土曜の午後からは、ふふん、私は歌会。
この夏フィリピンも行ったし、京都は無理だなと思っていたんだけれど、しおみさんが発表をふってくれるし、トロッコ列車に乗りたい、とちびさんが叫ぶし、旅費もなんとかなりそうだったし、京都行き決行!
 
【歌会編】
歌会おもしろかった。
うたさんの石川啄木賞の受賞作、レジメをつくるの面白かった。短歌読むの楽しいなあと久し振りに思いました。ありがとう。だけど、話すの下手だなあとまたあらためて思った。ごめんなさい。
唐津さんの発表がすごくて、レジメに李箱の写真があるのを見て驚き、短い期間に李箱の作品まで読んで準備してくれたと知って、感動でした。自分の作品の批評をしてもらっているとはとても思えず、ききほれた。
河津さんは詩論も出している人だし、詩人からみて、短歌はどんなふうに見えるのだろうと、聞いてみたかったので、誘ったら喜んできてくれてうれしかったです。一般論としてでなく、具体的な作品を通しての意見交換は、また違う発見があるなあと思った。
読んでもらえることはありがたいです。「肩に顔うずめて」は肩より低く顔をうずめて、というつもりだったけれど、そうは読めないと、加藤さんに指摘されるまで気づかなかったし。推敲しよう。
ホテルまでどうやって帰るか、路線を探してくれたしおみさん、河津さんありがとう。ごめん。地下ではなんにもわからなくていたのでしたが、あれから地上に出たら、以前に乗ったバスのことも思い出し、バスに乗ったら、降りるあたりの景色のことも思い出し、すんなりたどりつきました。
 
【家族旅行編】
ちびさん、トロッコ列車に乗るより、トロッコ列車のおもちゃが欲しかったらしい。チケットがとれなかったのもあって、乗らないかわりにおもちゃを買ってもらっていたが、翌朝、やっぱり嵐電にも乗りたいし、トロッコ列車も見たい。で、嵐山に行って、踏切からトロッコ列車見たんだが、線路を走るのは、トロッコ列車に限らなかった。
何がなんだかわかんないが、いろんなのが通るんだ。ちびさん、踏切の前から動かない。ようやく踏切を後ろにして歩きだしても、カンカンカンの音が聞こえると、また後戻り。都会の「開かずの踏切」なんて、ちびさん的には、踏切の理想形だろうな。
ようやく踏切離れて歩きだしたら、いきなり、「おなかがすいた」とすわりこむ。朝ほとんど食べなかったパンの残りを取り出して、バスも車も通る道端で、食べさせる。
 
もうひとりいる。いきなり立ち止まってビデオをまわしはじめたパパは、駐車場のすみで、ゴミを漁っているカラスを、えんえん撮る。「何がおもしろいの」と聞いたら、「りくそっくり」と言う。言われて、見ると、餌をくわえて、ぴょんぴょん跳ねてゆく跳ね方(スキップの変形みたいな感じ)は、たしかにちびさんそっくり。というよりおんなじ。
 
駅でまたすわりこむちび。頑固な4歳。自分がしようと思ったことしかしない人なので、「これから、きみは、どうしたいの」ときくと、「これから…、ぼくは…、あれがほしいの」とソフトクリームの看板を指さすんだった。
 
それから広沢の池を見に行って帰る。広沢の池は、以前に一度見たときから気になっていて、するとこないだ西行読んでたら、こんな歌があった。
 
 宿しもつ月の光のををしさはいかにいへども広沢の池  西行
 
帰りの車のなかでは、えんえんと、しりとりした。ちびさん、けっこう語彙が豊富で、つづいた。地名、国名がすらすら出てくるのが強みだなあ。ぎ、で私が苦しんでいたら、「ぎおんしょうじゃ」と助けてくれたのは、たまげた。
しかしながら強行軍。
今朝は、私はすごい筋肉痛。
パパもちびも、まだ起きてこない。

帰ったら、療育センターから、「自閉症講座」の案内が来ていた。
去年行ったし、講師も同じだし、内容もきっと一緒だから、いいや。
と思ったけど、どんな内容だったっけ。