「ぼく、つくったの」
とは言っていた。
作曲、であったらしい。

2週間前の音楽教室で、みんなが音符のマグネットをドレミファソ、ソファミレド、と並べているときに、とっくに並べ終わって退屈したちびさん、勝手に音符を並べて遊んでいた。

今朝、音楽教室に行く前に絵をかいていて、電車のつづきのように、音符をかいていた。もっていく、というので、もっていって、先生に見せた。
それでちょっとほめてもらって、話は終わったと思っていたんだが、教室の時間が終わりに近づくにつれて、「ぼくがつくったのは、いつひくの」「ぼくがつくったの、ひきたいの」と涙目である。
ええ? あれはただのおえかきではなかったんですか。
ということで、教室の最後に、ひかせてもらって(というより、音を順番に鳴らして)ようやく納得していた。

それで、帰ってから調子にのって、またマグネット並べていた。今度はヘ音記号である。

そうですか。曲つくったんでしたか。


沢田研二が「脱走兵」という曲を歌っている、と教えてくれた人がいて、たまげた。ボリス・ヴィアンの曲ですね。ボリス・ヴィアンはCDもっていて好きなんだけれど、訳がない。ので、今さらながら、歌詞の意味を知ったのでした。こんなに素直な反戦歌だったんだ。

ついでにポリス・ヴィアンの「日々の泡」という小説(「うたかたの日々」という邦題もあり)が、大好きだ。思い出す度、読みたくなる。