資料

お願いしといた資料がファックスで届く。知り合いの市議さんから。
市内の小中学校の特別支援学級設置状況について。
ありがたい。
明日、療育のお母さんたちの集まりがあるので、持ってゆこう。

どの学校に、どんな種類の特別支援学級、通級指導教室が設置されているかを一覧にしたもの。
その学級を必要とする生徒がいるかどうかによって設置状況は毎年変わるし、校長の理解があるかないかも違うし、教師の転勤もあるから、ここが支援教育が充実している学校だといっても、来年は違うかもしれない、というようなことを言われて、療育のほうではまるで情報をもらえなかったのだ。
それはその通りだとしても、今年どんなふうか、というだけでも、たとえば学校見学にいくにしても、多少の手がかりはほしい。
しかし、どこへ行けばどんな情報が得られるかもさっぱりわからないのだ。

この資料たすかる。小規模の学校以外は、知的障害と情緒障害のクラス両方ある。病弱・弱視・難聴・言語障害のクラスがあるところもある。わかるのは、たったそれだけだが。たったそれだけのこともわからなくて、母親たち五里霧中なのだ。
療育でちびさんがいたのは、境界線上の子どものクラスなので、普通級のケースも多いが、いざ、普通級がつらくなったときに、理解や受け入れ体制があるかどうかは心配なところ。なかには支援学級に行かせると決めているお母さんもいるし、いい学校があれば引っ越すつもりの人もいる。
でも学校についての情報は、なんにもないのだった。

このタイプの子どもが、まわりの理解に恵まれるかどうか、幸福に生きられるかどうかは、子どものもっている運次第、と医者もいうくらいだし、まったくそうだと思うし、けれど、子どもがいるとして、本当は、子どもが学校にあわせるのではなくて、学校が子どもにあわせて変化していくべきなのだと思う。発達障害の子どもが幸福な学校は、ほかの子どもも幸福だろう。