コピー

 パアララン・パンタオの経理関係の書類を、コピーしていたら、かれこれ10年分はあるのだ。いつになっても終わらない。これはうちのプリンターがのろいからでもあるのだが、紙の大きさはまちまちだし、ぼろぼろしわしわだったりするし、ものすごく心を集中して見ないと、先生たちの癖字は、なんて書いてあるかわかんないし。10数年分の資料ひっくり返して、百二十数枚、コピーとりおえたときは、朝からはじめたのが、夜になっていて、なんか頭くらくらしていた。

 余力があったら、年ごとに、日本語のメモをつけておこうかと思ったけれど、それぞれの年に何があったか、どんな出費があったか、いっぺんに思い出すことに耐えられそうにない。それぞれの年のレートも、記憶・記録していないと気づいて、これは申し訳ない。ごめんなさい。円とドルの関係はこの14年間、1ドル97円から130円の間で推移していて、換金記録も残っているけど、円とペソ、ドルとペソの関係がわからない。
 ぼんやり記憶に残っているのは、94年から数年は、1ペソ4円だったのが、やがて1ペソ3.5円になり、3円になり、数年前からは2.5円前後、今度の金融危機で1ペソ2円、ということぐらい。
 こうしてみると、94年当時と比べて、円の価値は2倍にあがっている。物価の上昇を考えても、このレートのおかげで、なんとかなってきているのだろう、と思う。紙の上の数字は、たぶんいろいろかわっているんだが、つねに自転車操業だった、という実感だけは、それはもう、骨身に食い入っている。

 まさえちゃん。コピー、今日送ります。解読がんばってください。

パアララン・パンタオのブログ「2003年8月」UP。
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