さよなら0系新幹線

みんなと一緒に歌う、ということはできないが、ひとりでなら歌う。
「でんでんでんぐりがえって、かぜひいた♪ ハックション」とか
「でんでんでんぐりがえって、ほねおった♪」とか歌っていて、
なんて歌だ、と思っていたが、もともとは違うらしい、と判明した。
「でんでんでんぐりがえって、ばいばいばい♪」がただしい。
かぜひいた、とか、ほねおった、とか、誰が歌ってたの、ときくと、ぼく、と答える。要注意の脳みそだな。

0系新幹線が、昨日で運行終了。ニュースでそれを見たちびさん、さめざめと泣く。
「もうはしらないの? どうして?」しくしくしく。
それから、0系新幹線の絵をかきはじめ、それを旗にして、ふりはじめる。
「こんどはしるとき、ぼく、このハタふるんだ。こんど、いつはしるの? こんどいつ、のれる?」
だからっ。もう走らないんだって。ものわかりのわるい子である。
「えー、そんなの、ぼく、いやだ」しくしくしくしく。
でんでんでんぐりがえって、ばいばいばい♪ なんです。
歌ってやると、でんぐりがえりをはじめた。しごく単純な脳みそでもある。

パアララン・パンタオのブログ「2004年8月」UP
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