泣・叫・▲・など

昨日の午後、あれこれの用事のため、車で出かける。
出かけると、ちびさんなかなか帰りたがらない。
マクドナルドへ行く、と言い出した。
ときどきは連れていってやってもよい。
でもこないだ行ったばっかり、外出の度に連れていく金なんかない。
行きません。というと、ちびさん泣きだす。
泣く子をひきずって歩くのも平気。(最近は重いので捨てていく。すると泣きながらついてくる)泣いたって思い通りになりません。
ちびさん泣くだけでなく叫び出す。そのうち悲鳴まであがる。車のなかに響き渡る。

「こんなうるさいの、すててしまおう」とパパが言うので、ちびさん「すてないのお」と、さらに泣く。
「クマにやろうか、イノシシにやろうか。リス連れてこようか」とさらに言うので(彼はクマとイノシシとリスがこわい)「いやあ、やらないのおおお」とさらにさらに泣く。
それでもあきらめていない。
「このみちはまっすぐいくのよ」とマクドナルドへの道じゅんを示す。
だから、行きません。ちびさん泣く泣く泣く泣く叫ぶ叫ぶ叫ぶ。「ぼくはいくっていってるんだってばああああああああ」
もう何をどうしても自分で自分を制御できない状態である。パニック、という。涙と鼻水でぐちゃぐちゃになりながら、なおも咳き込みながら引きつけながら「ぼく、びょうきになりそうだよ」と泣くので、私たちは笑ってしまう。
「よし、病気になったら、山下先生のところに行こう」とこないだ中耳炎の手術をしたときの医者の名を言うと、「いやあ、びょうきにならないのおおお」とさらに泣く。「でも山下先生は、りくちゃん好きだよ。きっと待ってるよ」と言うと、「ぼくはきらいだああああ」と泣く泣く泣く。

まあ、そのうち泣き疲れ叫び疲れてしずかになる。
それにしても、思いこんだら最後、気持ちの切り替えの難しい子ではある。人の話きかんもんね。もしかしたら破滅するまでつきすすむタイプだな。「ママそっくり」とパパが言う。「頑固で、ゆずらない」。ちがう、とも言えない。が、パパそっくり、と私は思う。

夜、布団に入れてから一時間、あれこれしゃべりつづけたあげくようやくちびさん寝る。深夜になって、臭い、とパパが気づく。なんとちびさん、寝ながら大きな▲している。▲したまま寝ている。起こしても起きない。
あっけにとられてしまって、もう笑うしかできない。しょうがないので、赤ちゃんのときみたいに後始末してやるが、黙っといてやろうかと思ったが、そのあと臭くてしばらく寝れなかったので、暴露してやる。
5歳になって、寝ながら▲たれ。ちびさんそのまま朝まで目覚めず。

今朝は、坂道をいい気になって走っていて、すっ転んでいた。それでまた泣くのだ。泣きながら、幼稚園バスに乗せられてゆきました。



ちびさん電車の展開図をつくっていた。前と後。屋根と両側面。切るところにはさみのマーク。折ったりテープではったりすると、完成するらしい。するのか。