『christmas mountain わたしたちの路地』の紹介記事

今日の発見。
このあたりのコンビニに、朝日新聞は置いていない。
駅のキオスクまで行くと、置いてある。 

今日の朝日新聞7面に載っていました。関西版。
『christmas mountain わたしたちの路地』の紹介記事。
(夕刊のある地域は昨日の夕刊らしいです。)

私の手もとにまだ少しあります。

なんと、カラーです。
うちのキューピーが白黒はいやだとか言ったのかな。




詩と短歌のコラボ 72ページの連作

 短歌と詩をぶつけあう。歌人・野樹かずみさんと詩人・河津聖恵さんのそんな試みが、『christmas mountain わたしたちの路地』(澪標)に結実した。2カ月続けた電子メールの相聞は、現実と空想、時間と空間を行き交った。
 「早朝はいちばん安い塩パンもまだあたたかい涙のようだ」
 野樹さんの短歌が、スラムの少女を描く河津さんの詩を導く。フィリピンのゴミ山、いにしえの紀州熊野……と、ほとばしる虚実ないまぜの想念を短歌が締めくくる。
 「遠い日にクリスティーナが分けてくれた塩パンがまだあたたかいまま」
 短歌が幾首も並んで詩のかたちをなし、定型の短歌を並べたような詩が現れ、両者の境界は溶けていく。ざらついた読後感は、72ページにわたる連作が、創作の原点となる感情の隘路(あいろ)に分け入った証し。
 本体1200円。問い合わせは澪標(06・6944・0869)




買ってくださったみなさま、ありがとう。まだ私の手もとにすこしあります。