熱の子

雪。降ったりやんだり、霰になったり。夜までとけなかった。

ちびさん、病院で、インフルエンザの検査と血液検査とする。鼻に綿棒つっこまれたり、耳から血を採られたり、思いがけないことをされるものだから、大泣き。看護師さんたちと4人で力づく。「おさえないでよ、そんなことしないでよ」と文句言いまくり。
「そんなに痛くしてないよ」と医者さん笑うが、気持ちの問題です。この人は想像力でこわいのだ。
それで目の下、じんましん出て、また真っ赤。いろいろと人生は大変で涙のかわく間がないから、目の下がかさぶたみたいになっている。ひびわれから涙がしみるんじゃないか。
インフルエンザでもないし、血液検査も異常なし。
生まれたときから白血球が多くて、去年か一昨年、最後に検査したときも基準値の倍以上あったのが、今回は基準値に近くなっている。なんかほっとする。
薬ひと抱えもらってくる。

ちびさん、一日じゅう寝ている。39度の熱なのに、冷やすのはいやだと、抵抗する。皮膚の過敏のせいだと思う。小さいときは泣いて叫んで抵抗したが、いまはそれに文句もつく。濡らしたタオルで顔と首だけ、拭いてやる。食欲もなし。夜になっても熱下がらないので、解熱剤入れる。大汗かいたので着替えさせる。枕がぐっしょり。これで熱さがるかな。ときどき夢にうなされて、奇声をあげている。

さむい。熱の子にあたためてもらってこよう。