アララギ

現代短歌4月号に、池田康さんが「わたしたちの路地」取り上げてくれていました。ありがとうございます。
短歌のほうで取り上げられるとは、まったく思ってなかったので、すこし驚き、「詩壇」のコラム、と気づいて落ち着いた。

たしかに。河津さんが、あんなに美しい詩を書くひとが、野樹につきあって、こんなに身を持ち崩してくれるのか(変な言い方だけど)、というのが、私には本当に感動だった。

ここには「写生」とあって、ハルイチさんのブログ(ナガスクジラの夢)では「アララギ」と出てきて、なんかとても、短歌の世界が身近になったようで、うれしい。



昨日、結局午後から出かけて、掃除まったくすすまず。

久しぶりに知人の老夫婦を訪ねる。年末以来なのに、81歳のおじさんが、すごく弱ったような感じで、水頭症のせいで、耳が聞こえにくい、口がもつれる、足がもつれる、眠れない、などなのだが、「老い」というのが、凄く胸に迫ってきた。
戦争が終わったときは予科練にいたというおじさんの証言によると、「兵隊の楽しみいうたらピー買い(慰安婦を買うこと)よ。それで、将校用と一般の兵隊用と、あるんやが。」
たぶん10年くらい前に、たまたまおばさんがいないときに、若いころの色ごとの話とか、戦後、警官をしていたころの見聞とか(先輩の警官は、戦争中は朝鮮で、娘狩りをしていたそうである。トラックに無理やりのせてゆくのが、仕事だったらしい。今日は何人、今日は何人と報告していたのだから、記録はあったはずだ。と言っていた。)いろいろ聞かせてくれたことなど、思い出す。おばさんのいるところでは、絶対話せないようなことだったかも。

掃除するぞ。舅姑、明日くるのだ。まにあわんんんんんん。