ちびさん、回復しつつあるのだろう。昨日は一日起きていた。
薬、7袋までは飲んだが、8袋めの昨日の朝、飲ませたら吐いた。こうなるともう、受けつけない。薬飲ませるのをあきらめる。
すこし食べる。トイレに行く。下痢がつづいている。
ピタゴラ装置と電車のDVDを見る。電車の本を読む。折り紙を折る。
ちびさん、起きてはいるが、1日じゅうとっても静かに過ごしていた。
まだ、動く元気はないらしい。

私は2日間、庭仕事する。狭い庭がジャングルになっている。草引きも剪定も、いまやっておかなければ、梅雨になったらできないし、夏になったらやりたくない。
育てたい花と育ちたい草花はちがう。育てても、何年たっても花を咲かせてくれないものもあれば、抜いても抜いてもはびこるものもある。狭くて育ちきらないからと、植木鉢に移したものは、たぶんそのうち、枯れるかもしれない。私が水やりを怠けるからです。

日当たりよくない庭だが、苔がひろがっていて、裸足で歩くと気持ちがいい。
あれこれの木が大きくなって、日陰をつくっているので、草ひきもそんなにつらくなかったが、薔薇とか、そのほか棘のある木にひっかかれて、手足のあちこちにひっかき傷。かすかにひりひりする。

さざんかや椿に、奇形の葉ができている。
そういうのを見ると、なんというか、自分のなかの奇形の部分が、そんなふうな奇形の葉になってあらわれている気がして、落ち込む、いや、落ち込まないが、すこし苦い認識を促されるようだ。

蜂がこでまりに小さな巣をつくって、しがみついている。それを追い払って、蜂のいないすきに、小さな巣を潰した。
しばらくして帰ってきた蜂が、巣のあったあたりを、ぐるぐるぐるぐるまわっているのが、かわいそうだった。

みのむしもいた。