気象館

江波山気象館に行く。
海のほう。
昔このあたり、在日韓国人被爆者の証言を聴くのに、自転車で通った。
3軒くらいのお家に何度も通った。もうみんな亡くなった。
それがどのあたりだったか、もう思い出せない。
すでに見知らぬ風景のようだった。

気象館ははじめて。山の上にレトロな建物があって、入館料無料の催し物の日。
ちびさん、楽しみにやってきたのだが、かわいそうに、雷ができる装置の前では、音にびっくりしてしまい、風が吹く装置のなかでは、風がこわい。雲が生まれる装置もあったのかな、でももう、ちびさん部屋をのぞくのもこわい。

というわけで、「はれるん」(というキャラクター。頭が太陽、首が雲、服が雨)と一緒に、地震はなぜ起こるか、というお話を聞いたり、空気をあたためてゴミ袋が空を飛んだり、空気砲から雲が出てきたりする実験を見たりしていた。実験は面白かったらしい。夢中で見ていた。水素がボンっといったのはびっくりで、途中からは耳をふさいだまま。

展望台も上ったが、こわくて降りられない。

でもまあ、また行きたい、らしい。