踊る△

カレンダーには赤い△が踊っている。1日に小さい△がふたつならんでいるときもあれば、なんにもない日も、大きな△がどかん、とある日もある。△の横には、「成功」「まあまあ成功」「大成功」とか、「失敗」「大失敗」「大大失敗」とか、「ダメ」とか「マヌケケケ」とか、書きこんである。

いうまでもなく、ちびさんの▲についての記録。基本的にトイレでできれば「成功」できなければ「失敗」。
今月になって「成功」が「失敗」を上回るようになってきた。
昨日は、自分でトイレに行くと言えて、出る前にトイレに座れて、自分でふんばることができて(これが思いのほかに難しいのだ)、パンツも汚さずに出来た。「大大成功」だ。いままででいちばん立派。
わーい。わああーい。

あと、自分でお尻を拭けるようになったら「大」をもうひとつつけてあげよう。小学校に行くまでにはなんとかしようよ。

5歳7か月。トイレトレーニング、ようやく出口が見えてきたような気がする。きみの▲には、眺めたり触ったり、ずーいぶん長い間、楽しませてもらいましたが。やっほっほ。

やーほっほ。▲▽▼△▲▽▼△▲▽▼△▲▽▼△▲▽▼△▲▽▼△▲▽▼△▲▽▼△▲▽▼△▲▽▼△▲▽▼△▲▽▼△▲▽▼△▲▽▼△▲▽▼△おどれ、さんかく△



午後、女子大の催しが区の施設であって、子ども相手に遊んでくれるところもあるというので(ちびさん、幼稚園で招待状もらっていた)行く。
1時間半ほども、ひたすら折り紙折っていた。
折り紙の本のつくりかたの文章を、まるごと暗記しているのを、ぶつぶつ言いながら折っているのが、家で見ているぶんには、見慣れて、なんとも思わないのだが、それが違う人の目にさらされているのを見ると、新鮮というか、ふしぎというか、不気味というか、なんというか。
ねずみやら新幹線やら蝉やらキツネやらエビやら、つくったのを段ボールハウス(失礼、おかしのいえ)に貼っていた。