ハイパーレクシア

今さらながら。
ハイパーレクシア、という言葉を知る。ハイパーレクシア(過読症、Hyperlexia)。
ディスレクシア(読字障害、dyslexia)と対照的な発達障害で、読む能力が一般の子より突出しており、低年齢で文字や数字や記号を覚える。

ちょっと貼っておく。

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ハイパーレクシアとは何か

ハイパーレクシアの子の特徴として

文字や数字へ非常に強く興味を示したり、一般的に予想される暦年齢よりもよほど早くから文字を読む特異的な能力が現れたりする。
日常生活における言葉を理解するのが非常に難しい。
ソーシャルスキルの異常、ソーシャルスキルが一般の子のようには身についていかず、周囲の人たちと適切な社会的つながりを持つのが難しい。

これらに加えて 

意味を理解しないままに、文ごとおぼえて真似をする(エコラリア)、人称の逆転をおこすなど独特の方法で言語表現をおぼえる。
会話の口火をきるのは滅多にない。
変化が苦手であり、儀式的な行動を取る。
聴覚、嗅覚、触覚の過敏。
自己刺激行動。
特定のことについて、異常な恐怖を示す。
18~24ヶ月まで正常な発達をした後で退行を起こす。
視覚的記憶がしっかりしている。
「何」、「どこで」、「誰」、「なぜ」のようなwh-で始まる質問に答えることが難しい。
具体的で字義通りの解釈をし、抽象的な概念を用いて考えるのが難しい。
部分的にしか聞いていず、耳が不自由にみえることがある。

という特徴を示す子もいる。 

ハイパーレクシアは行動障害、言葉の障害、情緒障害、注意欠陥障害、聴覚異常、秀でているところがあったり、その逆に精神遅滞もあったりなど、自閉症とよく似た特徴を持つ。

ハイパーレクシアの子の将来は言語表現と理解に関して会得した力に左右される。
言葉や会話についての集中治療(intensive speech and language therapy)や早期介入プログラムは非常に有益である。
より適切なソーシャルスキルを持った子たちと接する機会はハイパーレクシアの子に重要な、適切なソーシャルスキルを身につけるのに有効である。

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アスペルガー症候群など広汎性発達障害と併発することが多いらしい。

ちびさん、ほぼあてはまる。2歳半までにひらがなカタカナ数字アルファベット読めたし。5歳の今は漢字もすらすら読むし。音読はやい。
読むだけね。書くのは難しい。
「意味を理解しないままに、文ごとおぼえて真似をする(エコラリア)」「人称の逆転をおこすなど独特の方法で言語表現をおぼえる」⇒これは自閉症の特徴とも一致する。
そうなのだ、意味は理解していない。
寝る前に本を読むのに、私に読んでもらうより自分で読みたがる。ただし、絵のない本だと、イソップのアリとハトのようなごく単純な話でも、内容を理解するのが難しい。

うーん、理解がどれだけ追いついていけるか、なんだな。

「何」「なぜ」という質問に答えるのがむずかしい。
これは私も難しい。

これはねえ。「何」「なぜ」と聞かれて答える度に、へんな言い訳するな、と叱られるのにうんざりしてきた。訊くから、一生懸命考えて答えてるんだい。返事しなきゃ、人の話聞いてないって怒るし。わからないって答えたら、ばかにしてると怒る。
たぶん、これが、人間関係がいちばんいやになる、うんざりするところかもしれない。
思うに、何、なぜ、と訊いたら、言い訳するな、なんて言ってはいけないのだ。楽しい言い訳ならほめてやるし、嘘が混ざれば、なぜ嘘が混ざるかを考えるし、正直ならそのまま受け止めればいいことだ、と思うんだけど。



夜、雷で何度も目が覚めたけど、すっごい大雨。雷もつづいてる。また光った。
ちびさん、嵐の海の絵をかきつづけてる。