認知症の果て

やっぱ疲れたらしく今日は昼寝した。
来週はフィリピンに行くので、それまでにしなきゃいけないこととか、それなりにあって、ちょっとしっかりしないといけないんだけど、頭働かず。



私の知らない人じゃあるし、87歳の認知症のおじいさんが、とうとう精神科に収容された、と聞かされても、聞くしかできないんが、胸痛む光景ではある。
1年間家で介護してきたが、いろいろ問題も起こすおじいさんで、介護する側も膠原病で在宅酸素の必要な病人だったりして、とうとう限界。
緊急保護というかたちで、精神科に収容されたのらしい。最初の2週間いた病院では拘束もなかったんだけれど、いつまでもそこにはいられず、先週病院を移ったら、8人部屋にヘルパー1人らしい。徘徊がひどいので、拘束します、ということになり、それに伴い、おむつの種類もかわるので、おむつ代が高くなります、という連絡があったらしい。

「薬も、脳外科のものから、向精神薬に変わるんでしょうよ、でも、年寄りの体には無茶なんじゃないの、水曜日には元気に歩いていたのに、土曜に行ったら、顔もげっそりして、立てないのよ。もう全然別人みたいで。見ていてこわくて体ふるえた。もう連れて帰ろうよって、言いたいけど、連れて帰ったらこちらが倒れてしまう。でも、いまのままで病院入れておいたら1年もたないんじゃないの。グループホームも駄目、特養も駄目、ほかに見てくれるとこがないからしょうがないんだけど、あれが自分の親だと思ったら耐えられないよ。旦那の親でも、1年介護したらそれなりに情もあるし、もうどうしたらいいんだか、頭真っ白よ」

介護の現場を知らないし、想像もつかないんだけれど、老人会の人たちが、年寄りが精神病院入れられたら、注射で殺されるんじゃないか、と言ったりするのは、こういうことなのかな。わりとすぐに、死んで出てくるんだ、とか言っていた。

いや、全然知らないおじいさんの話なんだけど。ブンガワン・ソロをインドネシア語で歌うらしいよ、そのおじいさん。




えーっと、明日は療育センター。就学を考える会、忘れないようにしなきゃ。パアラランの原稿の加筆修正は、うーん、現地から帰ってからにしてもらおう。