予行演習

来月、ちびさんの就学検診で小学校に行く。通学では路線バスを使うので、検診の日もバスに乗って行ってみようということになった。
何ごとも予習が大事。

それは私も。子どもが生まれてからというもの、出かけるときはパパに運転してもらっていて、自分で歩いていない。バスにももちろん乗っていない。運転手がいないときは出かけないのである。もちろん、バスの時間も知らない。これではまずい。
とにかく一度歩いておこう、と思った。

それで今朝、ちびさんを送ったあと、歩いてみた。まず、向かいの山の団地にあるスーパーまで。山を降りて山をのぼる。
畑の中の道をのんびり。25分かかる。(車なら5分なのに)
買い物5分。
スーパーから国道沿いのバス停まで20分。
国道は車がびゅんびゅん通る。歩道を歩いていても、こわい。信号を渡るのも、青で渡るんだけどもちろん、車がまちがって突進してこないかとはらはらする。
道を歩くって、こんなにこわいことなのか。
と思う。
バス停で、バスの時間を調べる。
バス停から、また坂道を降りて、また坂道をのぼるころには、息もきれて遭難しそうな気分。ちびさん、無事に家まで辿りつけるだろうか。
バス停から家まで20分かかる。
計1時間10分。

歩道と車道と別れていない道もある。信号機のないところもある。
たぶん、家で心配してるより、一緒に学校に通ったほうがいいな。

バスどこで降りるのか、バス代がいくらかかるのか、調べなきゃ。

くたびれた。
買ってきたコロッケでも食べよう。

ちびさん、今日もねずみくんの赤いチョッキ。
(すぐに飽きるだろうから、飽きたらほどこうと思って、いいかげんにしか編んでないから、すでによれよれになっているんだが)
朝、家を出るときは寒いんだけど、こんなに天気がいいと、帰るころには暑いだろう。