夏の終わり

雨。夕方、雷激しくて、不安になった子どもがすりよってくる。
夏休みもそろそろ終わり。

宿題は終わったと安心していたが、プリントの○つけをしてやんないといけなかった。してみたら、まちがい探しなまちがいが、たくさん。

算数のmlやdlやLのところ、ああ、私これ苦手である。
1000mlが1L、10dlが1L、1Lは牛乳パックの長いやつ、と毎回記憶しなおさないといけない。
で、正しい単位を入れなさい、という問題があって、給食の牛乳は200なんとか、これは200mlだろう、よくできました。その次、家のお風呂は、250なんとか。子ども、250dl、としている。これは正しいか正しくないか。
さて悩む。250dlってどれくらいなんだろ。

10dlが1Lだから、250dlは25Lである。牛乳パック25個分の水は、バケツ一杯より多いと思う。それだけあったら、体洗って髪も洗えるねえ、フィリピンにいるときは体洗うの、バケツ一杯の水ですむし、それくらいで大丈夫かなって、子どもと話していたら、パパが、

「もうアスペルガー親子がっ」

って言った。そういう考え方ではないらしいのだ。この家の浴槽に水をいっぱい入れたらどれくらいになるかってことだ。
バケツ10杯ははいると思う。
だったら。
250Lだ。牛乳パック250本分。でもそれは多すぎないだろうか。そんなに水を使っていいのか。そのお風呂は大きすぎる気がする。なんか不安になる。

「問題が悪い」

と思う。

宿題、夏休みの思い出の作文とか絵とかもある。何かくか。闘牛かこう。はるばる宇和島までいって、お金払って見たんだから、闘牛にしよう。

で、闘牛を見ました、と書く。闘牛のルールは、逃げたほうがまけです。と書く。絵もかく。こんなの。
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あー、脱力する。かきたい絵じゃないらしい。

一方で、夏休みの宿題の下に隠して、こそこそかきつづけていた町の絵は、こんなの。
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こっちはかきたい絵。








最後、読書感想文。「ライト兄弟」。いろんな仕事をしながら実験をくりかえして、病気ものりこえて、ついに空をとんだふたりはえらいと思います、というのはまあいいんだが、

「ぼくは、ウーロン茶でとぶひこうきをつくりたいと思います」

というのは何なのか。
なんでウーロン茶なの、ってきいたら、「中国三千年の歴史があるから」って言う。
中国三千年の歴史って、どこに出てきたの、ってきいたら、出してきた。
かいけつゾロリのきょうふのやかた」って本。
そこに出てくる中国の妖怪が、ウーロン茶が動力源、らしいのでした。