5年生になって家庭科の教科書をもらってきた息子、
それに載っていた「スクランブルエッグ」をつくる、と言って、つくった。
上手にできていたよ。
たまごは、卵焼きしか食べれなかった子だが、スクランブルエッグは大丈夫になった。目玉焼きとゆでたまごと生たまごは、まだ無理らしい。
☆
5年生になると委員会活動というのがあるらしい。広報になったっていう。
何するのってきいたら、ポスターや新聞をつくるって言う。
それでさっそく考えているのが、端午の節句について記事を書きたい。
あんなこと調べてこんなこと調べてって、なんかいろいろ考えているようだ。
ではまず企画書を書かなければ。それから取材しなければ。
すると息子、取材ノートが欲しいという。
ノートなら、拾ったのやら貰ったのやらいろいろあるが、手帳のような小さいノートがいいらしい、ごそごそ探していたら出てきたのであげた。
「それから、写真もほしいんですけど、うちに鯉のぼりはありますか」
と言う。ないよ、って言ったら、
「以前あったと思うんですけど」って言う。
そうですけど。
うちの鯉のぼりのゆくえを問うな。
うちの鯉のぼりは、お父さんが破けて、お母さんがちぎれて、子どもは行方不明になったんです。
「えっ」
かなしいのだよ。安物だったし。
「でも、そのあと、どこかからもらったんじゃなかったですか」
ええ、お隣からもらいましたけども、それもまた、お父さんが破けて、お母さんがちぎれて、子どもは行方不明になったんです。
息子、絶句。
りっぱな鯉のぼりをあげるおうちは、このあたりもいくらもあるから、写真撮らせてもらえばいいよ。写真撮らせてくださいって、お願いしてから撮るんだよ。良心的な取材記者さんはそうするんだよ。そのときは一緒に行ってあげるよ、って言ったら、ちょっと心をもちなおしたみたいだけど。
ほんとに記事書くのかな。
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今日の午後は、雲ひとつないいい天気だった。
畑にゆく。チューリップが満開。イチゴ畑も花盛り。草とりして野蒜も摘む。
風がそよそよ、ちょうちょがひらひら。いい季節です。
帰ってからは台所を片付けた。今日はよく働いたのだ。
でもまだ終わらない。台所やっと6分の1片付いたかなあ。この調子で1週間働いたら、ぴかぴかの台所になるはず。はずだ。
あたたかくなったので、ようやく、年に一度の大掃除にとりかかったのでしたが、ふだんさぼってるだけに、なかなか過酷。
黴と埃と油汚れ黴と埃と油汚れ黴と埃と油汚れ。
久しぶりに磨いた窓から満月見えた。近くに、小さい虫のように光っているのは、火星だって。