昨日の敵は

セシウム飛散、250キロ以遠にも 群馬の汚染地図公表
http://www.asahi.com/national/update/0927/TKY201109270600.html?__from=mixi&__from=mixi

群馬って、中曽根元首相の選挙区だっけ。何年だろう、彼が現役の首相だったころ、8月6日の広島に来て、原爆被災者が入院している病院だったか老人ホームだったか見舞って、「病は気から」と励ましたというニュースに唖然としたのだった。物議をかもしたのではなかったろうか。よくそんな阿呆なことが言える。病は原爆由来である。励ますつもりなら、核兵器のない世界をつくりますと言え、と思った。
もちろん、言わないだろう。

今回の原発事故で、放射能による健康障害について、心配しすぎでストレスをためるのがよくない、などという言説を聞くと、あの中曽根の「病は気から」を思い出す。病はストレスから。

スーパーには群馬県産のキャベツがずっと山積み。一方で地元産のキャベツを全然見ない。



午後、すこしまじめに畑仕事する。プチトマト、毎日食べきれないほど採れる。お隣にあげたら、お隣の畑のさつまいも畑の一画をまるごと収穫していいっていう。さつまいもの茎のキンピラのつくりかた教えてもらう。さっそく作って食べた。おいしかった。
大葉が種になっている。種は佃煮にしてふりかけにする。ピーマン、ししとう、みょうが、収穫。



子ども、元気に帰ってくる。
私が畑にいた夕方、担任から電話あったそうで、SとMのふたりを、子どもの前であやまらせてくれたらしい。つらい思いさせて申し訳ありませんって言ってくれたらしい。どんな小さなことでも教えてください。それからこういうことはよくあるんでしょうか。
よくあります。先生が変わる度に同じお願いをしています、ってパパは言ったらしい。

Mちゃんは泣いてたって、子どもが言う。
今回のことだけでもないので、SもMもささいないじわるを積み重ねてきているので、もう、このあたりで叱られといたほうがいいよ、と思う。
子ども、あやまってもらったあとは、いいよ、って言う。
この「いいよ」が言えると、こころが晴れるみたい。これで5人目かな、もっとかな。

よかったねって言うと、「でも、連絡帳にこんなことは書かないほうがいいって、友だちに言われた」って言う。誰に。
「19番」
出た、19番。19番と友だちになったのってきいたら、うんって言う。
「こんなこと書いたら、あとで復讐されるぞって言われた」
ああ、19番なら言いそうだ。

2年生になってすぐの頃、子どもは19番に殴られたり殴られそうになったりしていた。それで私は、参観日のときに、直接19番を叱ったし、そのことをお母さんにも言ったし、席替えのときに、しばらく席を遠ざけてほしいと先生にもお願いしたんだった。
そのときに、「ぼくが守ってやる」と言っていたのがSで、夏まではうちに入り浸りだったんだが。

何がどうなったのやら。昨日の敵が今日の味方らしい。

帰りのバスは、みんなが来る前にひとつ早いのに乗れて、ひとりで落ち着いて帰ることができたそうでした。