ものを考える姿勢

ものを考える姿勢がなってない、というブログ。
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いったい、高校無償化の朝鮮学校除外が、なんのためなのか、さっぱりわからん。

たぶん、拉致担当大臣が、おれは拉致担当大臣だぞ、仕事しているぞ、とでも言いたくて、パフォーマンスのために言い出してきたことか、としか思えないが、子どもを人質にとるような、卑劣さを、どう正当化できるんだろう。
大阪の知事は、子どもたちを正しい教育に取り戻す、と言ったんだっけ。昔、オーストラリアの白人政府が、アボリジニの子どもたちをさらって親元から引き剥がして、白人の学校で教育を受けさせた傲慢さを、思い出したけど。民族教育の権利を尊重しないこと、同化を強いることが、差別でなくてなんなんだろう。
で、それらの人々が言い出したわけのわからない話が、わけのわからないまま、まかり通ってしまって、除外されている、いま現在。

こんな人たちが大臣で、自治体の首長ですか。日本人はほんとうにかわいそうですよ。
と言われてしまったんだが。
いやほんとに。かわいそう。
過去に他国を侵略した国の国民であるというだけでも、かわいそうな日本人と思うのに、恥の上塗り、罪の上書きを、まだしなければいけない。
むしろ、日本の子どもたちがかわいそうよ。私がかわいそうだ。

私は私を、かわいそうから救い出したい。

無償化除外は、在日朝鮮人の子どもたちのためではないということだけははっきりしている。子どもたちの側からみれば、差別でありいじめである。そういうことを国家権力がする。

で、罰あたりな人たちが言った方向に、なんで政府も人心も、ぼんやり流されてゆくのか、それがほんとうに私はこわい。



で、録音の書き起こししてるんだが、私は自分の声がほんとにきらいだ。泣けてくる。なんでこんなに甲高くて早口で落ち着きがないんだろう。内容は深刻なのに、私の声はケラケラと不謹慎なほどあかるい。
で、どんどん落ち込むので、さっぱりすすまん。

中国に行ったとき、上海から南京に向かう列車のなかで、連れてってくれた小林先生は、通訳の斎先生から、八路軍にいた祖父母は日本軍に殺されたんです、という話を聞かされていたらしい。
そこに学生の、こういう甲高い笑い声が響いたら、うーん、激怒されてもしょうがないか。
すっごい怒られたのだった。あーこわかった。