そのハードルを越えるために

心打たれたので、リンクします。

そのハードルを越えるために       
───朝鮮学校無償化をあらためて訴える
              寺岡良信

http://reliance.blog.eonet.jp/default/2010/09/post-5590.html

無償化除外をいう人たちの言説には、そこで学ぶ子どもたち、親たち、先生たち、ひとりひとりの姿がすっぽりと抜け落ちている。不思議なほど。人間の姿がない。あえて見ないようにしているのか、と思うほど。

一方で無償化除外に反対する人たちの言説には、歴史を負い、それぞれの現実と夢とを抱え、今を生きる具体的な誰彼の姿がある。胸痛いほど。その誰彼とともに生きようという姿勢がある。

人としてのまっとうさが、どちらにあるかは、問うまでもないことと思うのに。

何より、政治がこんなに教育に介入していいんだろうか。そのうちことは、朝鮮学校だけではすまなくなるぞ、と私はこわい。
在日朝鮮人の子どもたちに対して残酷な政府や国民は、やがて、日本人自身に対しても残酷な政府であり国民となるでしょう。そういうもんだと思う。



それから、
朝鮮学校無償化除外反対アンソロジー』の第二刷が出来ました!
というお知らせ。

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http://reliance.blog.eonet.jp/default/2010/09/post-bb4b.html

この問題を離れても、日韓併合以来100年の、日本の近代が何であったかを問い直す貴重な視座をもった作品集です。