オクジャワ 「アルバートの唄」

読んでいた冊子に、山之内重美さんがオクジャワのことを書いていて、
思い出して、久しぶりに、CD出して聴いている。
ブラート・オクジャワの「紙の兵隊」
20年ぐらい前に、東京にいた頃に買った。

モスクワのアルバート街は、オクジャワが子どものころ暮らしたアパートがあったところ。13歳のときにスターリンの粛清で父が殺され、母が収容所に送られ、オクジャワはグルジアの祖母に預けられた、という。
アルバートの唄」の歌詞が、こんなふう。


川のように君は流れる
舗道は川の水のように透き通り
ああアルバート 私のアルバート
君は わが使命
君は私の喜び 私の災い

そこを通るのは 偉くない人々
靴音立てながら 用事に急ぐ
ああアルバート 私のアルバート
君は わが信仰
君を踏みしめ 私は歩き続ける

あまたの舗道を愛したとて
君の愛から逃れることはできない
ああアルバート 私のアルバート
君は わが祖国
果てまで歩き通すことは 決してできない

(「アルバートの唄」1958年)

ユーチューブで見つけたので貼っとく
http://www.youtube.com/watch?v=USTq9wBSIv8&list=RD2178k3kp9ro

たまさか夕べ、子どものころに暮らした家のこと、親しかった人たちのこと、死んだ人たちのこと、ふと思い出して喋ったら、そのあとずっと胸が痛いのを、なだめてもらった。