あやまってくれた

昨日、学校から帰ってきた息子が言うには、
「朝、みんながあやまってくれた」そうでした。

まだ先生が来る前、だから、連絡帳を見る前、
だから先生に何か言われる前に、
筆箱をとりあげた女子も、通せんぼした男子3人も、
朝やってきてすぐに、昨日はごめん、って息子にあやまってくれたらしいのでした。

おどろいた。そういうこともあるんだ。

あやまってもらって、不安な気持ちはなくなったけど、どうしてそんなことをしたのか知りたいと息子が言うので、先生とみんなと話し合いをしたそうでした。
ふざけただけなんだけどね。
自分が軽い気持ちでも相手を傷つけることもあるんだよと、先生は言ってくれたそうでした。

私に連絡帳に書かせるのは、息子は息子で、少し勇気がいる。次の日、先生に話をしなくちゃいけないし、相手の子たちとも話さなくちゃいけないし、また「ちくったな、ぶっころすぞ」とか言われるかもしれないし、休み時間もなくなるし、
そういうことも、あれこれと考えるふうで、
でも私に
「連絡帳に書いて。自分ではどうしようもないんです。お願いします」
と言うときは、なんていうか、この不安な状況を突破しようという、ちょっとした覚悟のようなものが感じられるのだった。

「不安がなくなってよかった」そうでした。
あやまった子たちもえらかったね。