▲騒動

椅子の上に、パンツの隙間から落ちたらしい。小さい▲。
ちびさんそれを黙っている。
私が晩ごはんつくっているときに、パパが気づいた。
拭いても拭いても臭いがとれない。
ふしぎなことにズボンもパンツも靴下も汚れていないが、着替えさせる。
まったくもう。叱ったりあきれたりしながら、ご飯終わって、さてお風呂、というときになって、パパが洗濯機横のカゴのなかから発見する。
▲を踏んだらしい汚れた靴下。
ちびさん自分ではきかえて、黙っていたのだ。
「ママそっくり」とパパが言う。
ちがう、とも言えない。

めまいがしそうだ。
夜8時半。洗剤と雑巾抱えて、家じゅう拭いてまわる。ふだん掃除サボってるから、きっと天罰が下ったのだ。久しぶりの拭き掃除。
ちびさん、にわかに生き生きして「ここも。ここも。ぼく、ここもあるいた」と家じゅう誘導してくれる。
せっせせっせと拭いていると「じょうず、じょうず、さすがだねえ、ママ」とほめてくれる。
怒りたいか笑いたいか、わかんなくなる。

きっと幼稚園で、そんなふうにほめてもらっているんでしょうねえ。

▲したら正直に言え!



パアララン・パンタオのブログ
「遠足&クリスマス・パーティ 2005」
http://paaralang.cocolog-nifty.com/blog/