星ヶ丘ゆき

kazumiの日常雑記

鹿子たち

日曜は早朝から、町内会の集会所の掃除当番。つづいて町内の掃除。近所の人たち総出で、草刈、草引き、枝を払ったり、溝の掃除。向かいの森は、持ち主のおじいさんが死んでかれこれ30年ほどになるのだろう。以前は、たまに息子が管理に来ていたが、その息子も高齢なのだろう、もう全然姿を見ない。しょうがないので、木を切ったり枝を払ったり、私たちがするのだ。
さて、その森の前を通る度、物音がするのは、鹿がいるのである。以前はときどきだったが、最近はいつも。こちらの足音に気づくと、一応逃げるが、またすぐにいる。鹿の親子。鹿子とバンビ、と呼んでいる。鹿子と1日に2回も目があったりする。

畑を食い荒らしたのは、この鹿子とバンビだろうか。別の鹿だろうか。去年まではこんなことなかったのに、今年はなぜだろうね。

鹿子たちは、いつ来るのだろう。夜、懐中電灯をもって見に行ったら、鹿子たちはいなくて、満月があった。

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鹿子、で思い出した。息子が小学生のとき、顔を見ると、バカ、と言ってくる女子がいて、名前に馬がつくので、鹿子、とあだ名をつけた。25回、バカと言われたら、先生に言おうと思って、息子は連絡帳に正の字をつけはじめたが、25回にたどりつかないうちに、鹿子は先生に見とがめられて叱られた、ということがあった。
そういうことがいろいろあったので、息子のクラスメートたちの名前や顔を、私は一生懸命覚えたものだった。その鹿子に、道でばったりあったことがあって、どこへ行くの?って聞いたら、あそこの塾、って言ったのだった。中学受験するのだというから、頑張ってね、って言ったら、はい、と素直で朗らかなお返事だった。
鹿子とあだ名されていたことは夢にも知るまい。私は鹿子というあだ名だけ覚えていて、本名がわからない。
鹿子は中学受験は残念で、地元の公立中に行った。高校はどこへ行ったのだろう。鹿子に限らない、私が名前や顔を一生懸命覚えた、あの子たちは、みんな高校生になったはずだが、どうしているだろう。息子は地元中にすすまなかったので、さっぱり情報がない。親しかった子たちの連絡先さえ、彼は知らないのだ。

息子、新学期が始まって2か月たって、ようやく隣の席の女子の名前を覚えたらしい。でも、クラスの女子の半分はまだわからなくて、話しかけられても、誰に話しかけられたのか、よくわからなかったりするが、今は学校生活は平和なので、大丈夫らしい。
そうか? 
すこし努力して覚えなよ、と言ったら、いまそれどころじゃないと言われた。
考査まっただなか。覚えることが多すぎて、覚えられないことも多すぎて。