労働と革命

家庭訪問週間なので、午後の授業がない。我が家は水曜日に先生きて、玄関先で、ほんの数分話して終わった。学校ではいまのところ問題なく、とくに話題もないのでした。何かあったらその都度お知らせください、ということで。

午後、畑に息子を連れて行く。彼は、バジルソースをつくるとか言って、バジルの苗を買ったのだ。自分で植えて、って話なんだが、土に触れない。「蟻がいる」って。蟻さんたくさん働いてるけど。
このぐずぐずにつきあうのが面倒で、無理に畑に誘わなかったんだけど、サクラとあじさいがわからないとか、いくらなんでもかなしいので、もう、強制労働。指一本ずつおそるおそる土に触りながら、まあなんとか植えた。
ほかに空芯菜と明日葉も植える。じゃあ水やってね、って言ったら、苗のまわりに堀をつくって、その近くにダムをつくって、水をためて、みたいなことして遊びはじめた。しばらく勝手に遊ばせて、私は草ひき。にんにくの芽も摘む。
それから、堀とダムを埋めもどさせて、いちご摘むの手伝わせたが、たった20個摘んで、ねをあげて帰っていった。
残りの255個は私が摘んだ。今日はすごかったのだ。蟻とナメクジにずいぶんゆずったんだが。全部で275個+α。
道で会った隣人におすそ分け。いま、私と目があった人は、いちご強制配給。

夜、息子が「ギロチンの手がかりがみつからない」とぶっそうなことを言う。図形の角度を求める問題。最初、実にぐずぐずとやっていて、全然できないのが、見ていて情けないほどだったが、途中から興がのってきたらしく、「よし、こいつはギロチン行きだ」とうれしそうな声があがる。ついに10問全部「ギロチンにした」のが夜10時で、「革命成功だ!」と握手を求められましたが。

ギロチンで、革命成功って、そんな。「だってフランス革命はそうでしょう」って、そうだけど。でもまあ、問題は解けてよかったよ。