いちご100個

この二週間、連日100個以上採れた苺も、すこしずつ、小さく少なくなっていく気配。そろそろCimg2879
季節も終わるかなあ。

摘んできて冷蔵庫に残ってるやつの大処分、苺100個のケーキ。2段重ねだい。
水菜とパセリもついでにのせたが、パセリはおすすめしません。
あっ、というまに食べ終えた。残りの苺40個はイチゴミルク。



上の段の畑は、こちらの団地と隣の団地の通り道になっているのだが、Tさん、それが気に入らないので、その通り道の片方の入口に、まるで通せんぼするみたいに、いちじくの木を植えて、もうそれ見たときは、憤りを通り越して笑ってしまった。
畑の要塞化、着々と。

反対側の入口に近いほうは、いままだHさんが使っているが、収穫終わったら早く引っ越してください、とせかされたそうで、でも、豆は来月収穫できるとして、ミニトマトなんかは12月まで採れるよ。収穫は秋ですよ、と言ったら、ああそう、とひとまずひきさがったようですが、Hさんひきあげさせたら、そっちの入口は、たぶん、いま自宅の庭においてある夏ミカンの木に通せんぼさせるつもりなんだろうな。
待ちきれないんだ。

昨日、畑にいたら、「ここ通っていいですか」って、隣の団地に行きたいらしい人が言うから、
通れないことはないですけど、向こう側が段差が大きいし、ゴミもあるから、あぶないですよ。上の段なら、段差がないから通りやすいですよ、
と、誘導いたしました。私。
それでもう、笑いたくてたまらない。Tさんいなくてよかったわ。いたらきっと、恨み買う。

Tさんが、あれこれ果樹や花なども植えながら、きっと少女みたいな夢を見ている、と思ったら、いじらしくもあるんだけども。

バーネット夫人の「秘密の花園」は小学校の頃の愛読書だった。その秘密の花園で、足の悪いひねくれた少年が、足も治るし、素敵な少年になっていくんだが、どこかにそういう「秘密の花園」があれば、日々のなかで、否応なくゆがんでしまう私も、まっすぐなものになれるのに……、と10代のころに思ったような。

すこし働く。草を刈る。石を拾う。水をやる。