アフマートヴァ詩集

 以前からほしいと思っていた本。数日前、本屋に行ったとき、たまたま見つけた。
 アフマートヴァ詩集。20世紀ロシアの女性詩人。
 詩集の最初の詩。
  
人は思っていた
 貧しくて 私たちには何一つないと
けれどひとつまたひとつと失ってゆき
毎日が追悼の日になると
歌がつくられはじめた
神の大いなる恵み深さと
私たちのかつての豊かさをうたう歌が