さあかくごはいいか

月曜は幼稚園初日。朝から「いかないの」とぐずぐず泣いて、パンツもはかずにいたが、パパが「じゃあ、かわりにパパが幼稚園に行く。行ってあや先生の隣にすわる」と言ったら、子ども心にも、その光景はおぞましく思えたにちがいない、「だめだめだめっ、ぼくがいくのっ」と泣いて抗議して、支度をはじめた。
バスがくるところまで、坂道をとぼとぼ降りていく。一緒のバスに乗るユウキ君もはじめての登園で、うなだれて歩いてくる。体の大きな子なんだが、声をかけたら、涙目で「こわいよ」という。男の子ふたり、実にしょんぼり歩いていった。
で、バスが来て、ちびさん泣きだしそうに顔がゆがむが、そのままバスに乗せられていった。
で、3時間後、迎えに行ったら、ふたりとも元気に降りてきて、のぼりの坂道を追いかけっこしながら走っていく。「いっぱいあそんだの。ようちえん、たのしかったの」だそうです。やれやれ、一か月以上も、毎晩、泣き続けたのはなんだったんでしょうかね。
 
夜、ちびさんから紙を渡される。みると「さあかくごは(わ)いいか」と書いてある。「は」とかいて「わ」と読むんだよと教えたとおりに、「は」と「わ」を並べてかいてある。
何を覚悟しろっていうんでしょうね。