自閉症講座(第一回)

熱、37度5分~8分の間。
昼間、咳が出ていたが、以前に耳鼻科でもらった咳止め飲ませたらたちまち落ち着いた。ので、病院は行かず。
まあまあ元気で、全然大人しく寝てくれないし、それはそれでいいが、ただ、何がどうというわけではないが、妙に疲れた。


療育センターの、今年の自閉症講座の第1回(毎年あるが、去年までたしか2回だったのが今年は連続6回という充実ぶり)そんなわけで私は行かず、パパに行ってもらう。
私は二年前に一度聴いている。そのときのメモ。
http://sorayuku.spaces.live.com/blog/cns!7AC408F9454103FF!808.entry

もらってきたレジメをいま見てるんだが、すこし書きくわえておこう。
コミュニケーション障害などのほかに、ちびさんにあてはまりそうなこととして、

●運動機能の困難性
動きは激しくても、コントロールはよくない。
他者の動きにあわせたり、ゆっくり動いたりなど、体の動きを多様に調節することが苦手。
運動感覚の偏りなどのために、適切な情報処理ができず、動きに対応できない。ぶつかりやすい。
姿勢が崩れやすく細かい作業が難しい。

●生活力習得の困難性
他者の行動に関心をもたない、マイペースでひとと同じようにしたいという意欲が乏しいため、生活習慣などが身に付きにくい。いろいろな活動に取り組もうとしてもイメージができていないためにスムースにいかない。丁寧な指示やステップの整理が必要。

●活動の段取り、順序を把握することの困難性
物ごとを実行するにあたって、進行状況の把握やタイミングの調整が難しい。活動を途中で切り上げたり、アクシデントに対応することが苦手。全体像の把握、優先順位の判断、物ごとの結果を見通すことができない。

●同一性保持、こだわり
同じことの繰り返し、いつもと同じ状態が保持されていると安心できる。許容できるこだわりは認めてあげる。

●困難性のわかりにくさ
他人の活動に関心をもったり、共感したり、周りの状況判断をしたりすることは、標準的な発達の子どもにとっては自然に身についてくるように見えることである。しかし自閉症(広汎性発達障害)児は障害特性のためにそれが難しく、生活のさまざまな場面で問題が生じる。「なぜこんなこともできないの」と思ってしまいがちだが、自閉症児は生活のなかで学習することがなかなかできないために「わがまま、やる気がない」と見えるような行動をとるのだと周りが理解することが重要。

自閉症(広汎性発達障害)児への理解
自閉症児はその子特有の障害特性をもつため、それぞれに対応の工夫が必要である。誤解を生じないために大人側が取り組みに関して、具体的に十分に吟味しておくことが大切。
(ああ、たしかに、誤解はついてまわる。されることも多いが、することも多い。物ごとの認識や理解が、標準的ではないのだろう。)

以上。

こうやって、言葉にして提示してもらえるのは、ありがたい。自分たちでは、ただもう自分たちに似た子どもとしか思わないし、世の中とのズレ具合が、わからないのだ。私たち自身についても、子どもについても。さっぱり。

パパはドクターの話を聞きながら、ドクターが、自閉症児のこだわりや変化に弱いことについて、たとえば、いつまでも夏服のままでいて衣替えをいやがるとか、と例をあげたとき、それはわしのことだ、と思ったらしい。パパは今日もTシャツ一枚だった。
同じ部屋にいて私は長袖2枚重ね着なのに。それで私が衣替えしたら、なんで半袖がないのか、と怒るのだ。………!

つまり、自閉症と診断されたからどうこうなのではなくて、社会の側から、障害を、個性、として受け入れられれば多少は生きやすくなるし、うざったい、と嫌われたら生きられない、そういうことだな。というパパの感想だった。率直に言って、そういうことだろう、と私も思う。

就学検診のお知らせが来ていた、そういえば。忘れないようにしなければ。あたしは母親のふりもしなければ。そうだ、教育委員会にも連絡しなければ。
ちびさんの噛み癖が気になる。たぶんストレスかもしれないけど、小学校になって環境が変わると、また大変だろうなあ。変化にはいたって弱いのだ。


夜、担任の先生から電話。クラスに新型インフルの園児が3人出たらしい。隣のクラスとちびさんのクラスと、ちびさんが乗る通園バスが、「危険ゾーン」らしい。
明日も休ませます、と伝えた。
とりあえず、あと数日は、ちびさんとごろごろ遊ぶのだ。