葬儀の値段

近所の老夫婦のお爺さんのほうが入院した。半身不随で、癌も抱えている。もう無理かも、家には帰れないだろう、と言われていた。
昨日の朝、お婆さんから電話。安く葬式を出せるところがないだろうか。ああ、お金の心配は切実だろう。

で、調べた。そういう情報がいつ自分たちにとって必要にならないとも限らないし。
お婆さんが疲れないためには、葬儀社にまかせたほうがいい。一番安いのは、通夜なし告別式なし、焼き場に直行の直葬だが、それではさびしいだろう。でも式場を使うようだと高くなる。100万とかそれ以上とか。自宅を使わずに、こじんまりとできるところ。
30万円ぐらいのを見つけた。パパが現地視察してきてくれる。
そこにするかどうかは別として、まあまあメドが立った。
金銭的なことがはっきりするだけでも、お婆さんすこしは安心だろう。

すると、今朝になって、お爺さん持ち直したらしい。このぶんだと2週間ぐらいで、退院できるかも、という連絡。やあ、よかった。

田舎の家族のことを考える。父と兄と弟と叔父はほかに家族もいないし、順番によっては、私が葬儀係りになるのかも。

焼き場直行コースにしてくれ、と兄は以前から言っている。
焼き場直行コースがいい。誰も呼んでくれるな。とパパも言いだした。
ま、そのときの財布の中身次第だな。