『短歌両吟 類人鳥』 蝦名泰洋 × 野樹かずみ

『短歌両吟 類人鳥』 Img002_2



蝦名泰洋と野樹かずみの、短歌のコラボレーション


1000円(送料込)

できてきました。20年前の作品5巻と、今年の作品1巻とをおさめています。



最新作「キラル アキラル」から一部抜粋

……

 この人を鏡は映す雪月花むかしおろかにいまもおろかに      泰洋 

鏡ごしに笑ってくれた子がある日ぼくはママをゆるさないと言う   かずみ

 薄い背中わずかながらに気にかかる左右の翅の長さのちがい    泰洋

十字架の影であったとふと気づく空飛ぶ鳥も飛べない鳥も      かずみ

……


限定100部。読んであげよう、という方はお知らせください。

kazumi_nogi@hotmail.comまで。

よろしくお願いします。

予約くださった方ありがとうございます。数日中に届きます。



本ができるまで。

20年ほど前、野樹かずみと蝦名泰洋が、たわむれに、短歌の両吟をしました。
短歌を一首ずつ交代で、つけていく。
60首(一人30首)を1巻として、1992年から94年にかけて、5巻つくっていた。

紛失した、と思っていたその原稿が、なんと、20年ぶりに出てきました。
そこで、お弔いを出そうかということになり、
新作1巻と散文を加えて、全部で6巻(360首、一人180首)として、
本をつくることにしました。


目次

短歌両吟 キラル アキラル
     非相聞
     海が聞こえる
     絵のない絵本
     二人のカフカ
     類人鳥

感熱紙(あとがき) 野樹かずみ
キラルについて(詩論) 蝦名泰洋