卒業式

外に出ると沈丁花のにおいがする。

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一日中雨。小学校の卒業式。
1組2組と、右の階段から壇上にのぼったから、その階段のあたりを(保護者席の頭と頭のすきまから)まず見つめていたのだが、
何と、3組からは左の階段からのぼったのでした。息子は3組の一番最初。返事の声は聞こえたのに、姿が見えない、なぜだろうと思っていたら、気づいたときは卒業証書もらって、壇上から降りてしまっていた。あらら。
式のあとごった返した体育館で息子を探すのが、これまた見つからないし。頭ひとつ小さいんだなあ。

ま、とにかく卒業式無事に終えました。おめでとうございます。
歌っていたのは「未来への賛歌」「旅立ちの日に」。飛び立ったり羽ばたいたりする歌です。あと国歌と校歌。
卒業証書は、広島の平和公園に飾られた千羽鶴を、リサイクルした紙でつくったもの。

息子が言うには、
私はもうほんとうに疲れたので、卒業式が終わったら、もう学校に面倒をかけにこないでください、って担任は言ったらしい。でも、泣いていたらしい。正確に言うと、泣きそうなのをごまかしていたらしい。

夜、クラスの卒業生たちの食事会。突然の呼びかけだったのに20人以上参加した。係りの保護者以外は、店に連れて行って連れて帰るだけですけど、迎えに行くと、終わったあとの雰囲気がよくて、このあと、このクラスがはじまるのだとしたら、いいクラスになりそうだよね、と話した。最後が楽しくてよかった。
「このあともう一生会わない人もきっといるよね」と息子。そうだね。

月曜日に、クラスの男子たち6人で水族館に行く計画をたてていて、息子以外の5人の子のお母さんたちから口々に、よろしくお願いしますって言われる。なぜか私が引率することになっているのだ(親はいないほうがいいけど、大人なしでは行かせてもらえないから、私を連れていくんだって)

そのあと連日わが家で遊ぶ予定になっているらしい。いいけど。
全然落ち着かん。私、それなりに、しなければいけないことはいろいろあるんだけど。しっかりしないと、取り紛れて忘れてしまいそうだ。