誰がテロリストだって?

日曜日のイベント。
フェアトレードカフェ・パコというところであった。

第1部は『ラップで伝える「占領地」の抵抗。映画「Slingshot Hip Hop」に見るパレスチナの若者像』
字幕が英語。私読めませんが、音楽と映像は何かを伝えてくれる。

DAMというグループのを見つけたので貼っとく。
この映像は映画にもあったような気がする。

これは「誰がテロリストだって?」という歌。
「誰がテロリストだって? テロリストはおまえたちだろう」というレジスタンス・ソング。

第2部は『朗読劇 ガザ 希望のメッセージ』出演 国境なき朗読者たち

90分もあったんだって。一瞬のようだったけど、声が大変聞きとりやすくて、無理なくて理解しやすかった。迫力だった。声の圧力で心臓がへこんで、もとにもどらないという感じ。
すばらしかったです。
どこかで、見る機会があったら、ぜひ。

声の力、ということを、あとからあれこれと思った。
声、というのは、裸の人間性を伝えてくるようで、私は電話が苦手だし、かなりこわいんですけど、ああ、だからこそ、メンバーのひとりが言っていたみたいに、朗読劇がワークショップになる、ということもあるのかも。

脚本は岡真理さん。
「ガザ通信」(サイード・アブデルワーヒド)「ガザからの手紙」(ガッサーン・カナファーニー)「レイチェル・コリーさんのメール」「わたしたちはここにとどまる インターナショナルズの証言」をもとに構成されている。
「ガザ通信」は2008年年末から2009年始めにかけての、イスラエルのガザ攻撃を、リアルタイムで現地から伝えたもので、それが訳されてネットに載るのを、なんの拍子にか私は読んで、毎日読んでいて、ついに読むのが耐えられなくなった、のだった。

そのあと、たまたま岡真理さんの『アラブ、祈りとしての文学』を読んでいたく感銘を受けて、しきりにシモーヌ・ヴェイユのことなど思い出したので、そんなことを書いたところから、河津さんとヴェイユをテーマにコラボしようか、などという話になって、『天秤』できたのだった。
で、岡さんに、本を渡せてお礼が言えたので、ああもう、とってもほっとしました。

大学時代の友人に、8年ぶりか9年ぶりに会ったのも楽しかった。地下足袋履いていたのがすてきだったわ。父も履いていて、私も家にいた子どものころはときどき履いていた。あれはすごくすてきな履き物だけど、アスファルトの上を歩くのに向くかどうかは、ちょっと懐疑的。どんな感じ?
で、彼がお店の人に紹介してくれて、夏以降になると思うけど、パヤタスのリサイクルバッグを、フェアトレード商品として、お店に置かせてもらえるかしら、というような話もできてよかった。

また書きます。