分け入っても分け入っても青い山 山頭火
この週末は山口。中国自動車道は緑の洪水。土曜日は義父母さんと一緒に、川棚温泉に瓦そばを食べに行った。瓦そばはたぶん4年ぶりぐらい。どんなものか忘れたころにふと食べたくなる。
温泉は、もっと久しぶり。露天風呂の壁に種田山頭火の俳句が書かれていたりするのが、いい感じなんだけど、温泉にメモも写真も持って入らないから、どんな俳句があったかはっきり思い出せない。ふるさととか、雲とか、いろんな文字が浮かんでいた。
日曜日は秋吉台。
息子が去年修学旅行で行ったときに、買えなかったお土産が心残りだったそうで、それを買いに。何が欲しかったのかというと、かっぱクッキーでした。あと、卵のかたちの石、とか。かっぱクッキー、自分はひとつだけ食べて、あとは大人たちにくれた。
初夏っていう感じの一日。緑の草原に羊の群れがたくさんいるみたいに見えた。石の羊の群れ。
川縁の道の駅、川の上に、こいのぼりがひるがえっていた。
いろんな色の緑のこれでもかというほど、迫ってくる感じのなか、ドライブを楽しんだ。
義父母さんちの庭で、四つ葉のクローバーをたくさん見つ
それで夕方義父母さんと別れて、わが家に帰ってきますと、時計が、なんかへん。夕方なのに、9時とかになってて、とまっているんではなくて、動いているんだけど、
逆回りしている。秒針が右回りでなくて、左回りしている。信じられないけど、ほんとうにそんなふうに動いていて、やがて、8時、7時、6時、5時、4時…と時間がすすむ。
ここだけ、不思議の部屋みたい。こんなのはじめて見る。
友だちに見せたい、と息子が言うし、もうすこし、このままにしておいてみようか。