部屋の時計はいまも、ひたむきに逆走している。反時計まわりをしている時計って、いったい何なんだと思うけど、なんか一生懸命なので、そのままにしている。
「このまま、時間が逆さにすすんだら、ママはもしかしたら若返るかもしれないけど、ぼくは頭のなかが空っぽになってしまう」と息子が言うのがおかしい。
反時計まわりの時計の横に、時計回りの時計をかけて、そっちを見るように努力している。
漫画家の吉野朔実さんが亡くなったというニュースを見かけて、さびしい。
「少年は荒野をめざす」はすごく好きな作品だった。本棚のどこかにあるはず。読み返したい。これはまだ手放してない。
誰もいない野原で
歌い続ける人は
それでも存在するんじゃないかと
誰もその声をきかず
誰もその姿を見ないとしても
歌い続ける限り
歌を忘れぬ
その限り
―わたしはまだ生きている―
(吉野朔実「誰もいない野原で」)
そのあと、歌手のヤドランカさんが亡くなったというニュースを見かけた。私がもっているCDはずいぶん前の。Sarajevo sutraが収録されているやつで、
https://www.youtube.com/watch?v=hYun2RBqy0M
なつかしいな、久しぶりに聴いた。
その後のことを知らなかったけど、ゲーム音楽つくったりしてたんだね。You tubeで検索した。幻想水滸伝。
わたしもあなたも信じられなかった。ゆめみた夢が一日でなくなってしまったのを(予感)
飛ぶことは落ちること 落ちることは飛ぶこと (悲しみを燃やして)
合掌。