楽しい春休み

2日ほど畑で草ひきしたら、3日めは筋肉痛。

息子に、玩具の整理をさせる。いるもの、いらないもの、捨てるもの、3つにわけるだけなのに、途中で遊び出すから、全然すすまん。これが2日がかり。

欲深である。ほとんど何にも手放したくないらしい。

でも段ボール1箱ぐらいは、いらないものも出てきた。

プラスチックのケースがひとつあく。そこに、プラモデルを入れさせた。置くところなくて勉強机の上に並べていたんだよ。

教科書とノートの類の整理もさせるつもりが、すでに夜、で明日にもちこし。

4月になったら、切手もあがるしメール便もあがる。それで、郵便代の工面して、パアラランのニュースレターの発送、終わらせた。

お世話になりますみなさま、ありがとうございます。

よろしくお願いします。

ニュースレターのインク代、パパに立替えてもらって、そのまま踏み倒していたの、忘れてくれているかと思ったら、忘れてくれていなかった。

残念。あきらめて支払う。

短歌両吟、気づくと第3集まで出せた。たいへんうれしい。

買ってくださったみなさま、ありがとう。

100冊刷るも150冊刷るも、たいしてかわらないので、じゃあ150冊刷って、余ったら贈呈しよう、と考えたんだけど、

郵送料かかる。この工面がしんどい。

この次は部数を半分くらいにしよう。身の丈、というのが大事だ。

お金がないといいながら、でもこういう心配をしていられるというのは、ずいぶん幸せな、ぜいたくなことだなと、ふと思ったのは、学生のころのことを思い出したからで、

あのころのお金がないと、いまのお金がないは、ずいぶんちがう。

あのころのお金がないは、ほんとになかった。

パンの耳ばかりかじっていた記憶だけど、

スーパーの裏のゴミ箱で野菜屑拾ってきて、食べてたし。

野菜ってぜいたく品なんだよ、お腹太らないわりに、高いし、買えない。

授業料が払えなくて、掲示板に、ほとんど1年中、名前が張り出されていた。

早く払いましょうって。でも6か月くらい待ってもらわないと、バイト代たまらないから払えないし。

電話は1年の半分くらいは止められていた。家賃はいつも滞納していた。

お腹すいてた。

飲食店のバイトがめちゃめちゃ忙しくて、土日が12時間労働で、立ちっぱなし、歩きっぱなし、どうかすると走ってる。一番好きなのがトイレ掃除。2分か3分、すわって休めるから。

ブレーキが両方ともこわれた自転車に乗ってて、スリリングだった。なおすお金がないからそうなんだけど、近所の酔っ払いのおじさんが、勝手になおしてくれて、子どもひいたらどうするんかと叱られて、それで500円請求されたときには、これで今日ごはん食べれないやと思って、ありがとうございます、が言えなかった。

お腹すいてた。

お腹すいてると気づいたら悲しいから、気づかないふりしていた。

1日1回ごはん食べれたら、ああ食べれたなあ、って思ってた。パンの耳とコーヒーだけの日も多かった。

いま毎日2回も3回もごはん食べて、ごはんとおかずがあるのって、すごいことよ。

でもあの頃、隣の中国人留学生と、バイト先でもらった食べものを分け合って食べるのは楽しかったし、思い出したら、いまも楽しい。

ポケットに300円入ってると、それだけでうれしかったし、

それは今も、うれしい。

楽しい春休み。ばたばたとすぎている。