星ヶ丘ゆき

kazumiの日常雑記

花を見る 草を食べる

午後、トンネルの向こうの山のほうまで、つくし摘みにゆく。 Img_4154
いちめんのいちめんのいちめんのつくし。いやになるほどある。

あとの袴とりが面倒なので、よくばらずに適当にきりあげることにするが、それでも一人一袋、3袋ある。
帰り道でカンゾウナ見つけて摘む。近くの川では、クレソン摘む。
畑では、水菜もブロッコリーもキャベツも菜の花と化しているが、水菜の菜の花のまだやわらかいやつ摘む。

それらを台所に置いて、それからまた花見にゆく。近くの山の麓は(といってもすこし登るが)この時期、桜、レンギョウ、木蓮、山つつじ、咲きそろって、夢のようにきれい。足下のやわらかい苔を踏んで歩く。
「ワラビだよ」と私たちがのぼってゆくときに、おりてきていたおじいさんが見せてくれる。「まだ小さいよ」
ここの桜は、花が白い。満開だった。Img_4196 
桜の下で、子どもと、だるまさんがころんだ、をして遊んだ。
 
また少し山道登ると、ワラビが採れるんだけど、まだほんとに小さい。1センチ2センチくらい。なのでとらない。鹿の糞がたくさん落ちている。日暮れ人がいなくなったら、このあたりに降りてきて鳴くんだろうか。



山の近くに大きな公園がある。そこでも花見する人たちがいる。遊具で遊ぶというので、行く。子ども、滑り台で遊ぶ……つもりだったんだと思うんだけどね。

この滑り台には階段がない。うんていとか、ゆれる鎖のはしごとか、のぼりぼうとか、変わったものをのぼらないといけないのだが、子ども、のぼれない。
2歳や3歳の子がのぼれるのである。が、8歳の私の子どもはのぼれない。
子ども、幼稚園の頃ものぼれなかった。なんとかようやく、ゆれる鎖のはしごをのぼれるようになったと思った矢先、落ちた。それ以来、ここではあんまり遊んでない。

うんていがだめなのは、私もそうだったのでよくわかる。体の傾きがかわった瞬間、吐きそうに気持ちわるくなるのだ。鎖がゆれるのも、登り棒も、手と足がうまく使えない。アスペルガー症候群の教科書によると、手足の協調作業がうまくいかない、ということらしい。なので運動音痴なんだが。
子ども、何度か挑戦して、やっと鎖のところからのぼって、滑り降りた。一度だけ。
それから、ぶらんこする。

来月の遠足、この公園に来るのらしい。たくさんの子どもが、この滑り台で遊ぶだろうが、そのときに、この子みたいに、超おそるおそるのスローペースで動いていたら、ほかの子どものじゃまになる、と言うより危険だと思う。
遠足のとき、私たちも遊びに来ようか。お弁当もって、ビデオも撮って、それで保険証もってきて、滑り台のところで落ちてくるかもしれないのを受け止める。
というような話をしていた。以前、子どもがこの滑り台から落ちたのは、親にとってもトラウマなのである。子どもが怪我する度に夫婦げんかだったし。……子ども、ああ、今になっても、上手に登れないし。

ほんの小さい子が、ひとりで滑り台やぶらんこで遊ぶのが、奇跡のように見える。私の子ども、滑り台はずっとこわくて滑れなかった。階段のぼって、階段を下りるのが、彼の滑り台の遊び方。でも、そんなことしてるとほかの子の迷惑になるので、遊べない。ぶらんこは、少しは大丈夫そうだったが、少しだけ。それで、いつ落ちるかしらと、見ているのがこわかった。

つまり、この子ども、小さい頃に公園の遊具で遊ぶということを、ほとんどしていないのだと、気づく。公園で、彼はひたすら走って、私はひたすら追いかけて、いたのだ。
そうだなあ。今度、小さい子たちがいないときに、ひとりで、自分のペースで、飽きるまで遊べるといいなあ。小さいときに遊べなかった分を、どっかで取り戻さなきゃなあ。ぶらんことすべり台。



さて、摘んできたつくしを食べる。つくしを炒め煮したのをごはんに混ぜて、魚の缶詰もほぐして混ぜて、クレソンも刻んで混ぜて、薄焼き卵とのりも刻んで混ぜて、ちらしずしみたいな、まぜごはんみたいな、ねこの餌みたいな、ごはんができる。カンゾウナはぬたにする。菜の花はおひたし。
春の草づくしごはん。

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