七夕


 七夕。向かいの森から笹竹とってきて、この2日ほど、あれこれ飾りをつくってぶらさげた。色紙のわっかをつなぐと、「きれいきれい」と子どもが喜んでひきずって、ふみつぶして、しょうがないので、ぺったんこになったのをそのまま飾る。まあ、こんなもんだ。たんざくに「あいうえお」から「わをん」まで書いたら、お願いごとを書く紙がもう残っていない。

 七夕は、もとは陰暦7月7日だから、8月半ば。俳句では秋の季語だ。子どもの頃は、1か月遅れの8月7日に、していた。こよりをつくるのにうんざりした記憶がある。といっても小学校の頃まで。たんざくに願いごとを書いて、親に自分の願いごとを知られるのはいやだなあ、と思い出した頃には、もう七夕飾りもしなくなっていたような気がする。

 飾りながら、安っぽい色紙もそれなりにきれいで、きっと和紙だったりするともっときれいだろう、三角や四角のかたち、色や文字への、素朴な感動の場所に、ふともどっていくような気がした。

 午前中、子どもの色素性蕁麻疹の半年ごとのエコー検診。異常なし。
 最近お風呂のあとに、あせもと、蕁麻疹の発疹の隆起と発赤があって、かゆがるので、塗り薬出してもらう。お風呂のあとは、ゆで蛸みたいに赤いのだ。
 願いごと、あとで車 (の絵をかいたのを切ってぶらさげている。)のすみっこにでも書いておこう。元気で大きくなってください。