おりひめケロロとひこぼしギロロ(グーグルアースの旅)

幼稚園でつくった七夕飾り。お星様にかいている顔は、おりひめケロロとひこぼしギロロ。なすびのおりがみのたんざくに書いてもらった願い事は、「くろいじどうしゃをうんてんしたい!!」

「運転したいの?」ときいたら「うん。でも、みちがわからないから、むりなの」と言う。4歳では道がわかっても、運転は無理ですけどね。
「地図を勉強すればいいんだよ」と言っておく。

そんなことを言ったせいだろうか。夜、私がパソコンを開いていたら、「フィリピンをみるの」とやってくる。前にフィリピンの地図を見せたことがあるのだ。「ローラ(おばあちゃん。レティ先生のこと)のところはどこ?」というので、グーグルアースを開くことにする。

久しぶりにグーグルアースを開くと、ずいぶん進化している。
ローラのいるフィリピン、ケソン市パヤタスのゴミ山までひとっとび。それから広島の我が家へひとっとび。それからどこへ行きたいか聞いたら、「とうきょうえき」だと。東京駅までひとっとび。駅から線路にそって旅するといろんな新幹線や電車が走ってる。ちびさん、もう夢中。東京は桜が咲いていた。それから北海道へひとっとび、すると、小樽のあたりは雪で、電車は雪原のなかを走る。それからしばらく世界のあちこち、うろうろした。国境もいくつか越えてみる。国境の上を飛んだからといって、撃ち落とされたりしないよな。

グーグルアースに空の地図もある。プラネタリウムだ。おりひめとひこぼしは、たぶん、はくちょう座のつばさをわたって再会するのではなかったっけ。ちがったっけ。
そんなことより、ちびさん、もう夢中で星たちの間を駆けてゆく。星雲の写真も見ることができる。ので、星雲のあるところ、片っぱしからクリックしていく。はくちょう座の近くの(近くの? どれだけ離れていることか!)卵星雲、きれいだった。

こりゃおもしろい。子どものころ、天体望遠鏡なんて、ピアノと同じで、欲しいと思うことができないほど、高価で手が出ないものだと思っていたが、これなら、天体望遠鏡の買えない子だって適当に楽しめる。なんかすごいうれしい。

夜10時。「もっともっとみるんだよう」とちびさん泣くが、強制終了。