お泊り保育

ちびさん、お泊り保育に行った。
いつもぐずぐずしているのが、いつのまにかひとりで着替えして、ケロロのリュックに、ケロロの靴下、ケロロの帽子みたいな、ひたたれつきの幼稚園帽子かぶってあらわれて、敬礼するんであります。
出かける一時間前から、家のなかでリュックしょっていた。

それで、
「ママ、ぼくはふうふ(夫婦)だから、がんばってくるね」
って、抱きついてきて言うんですが、どう訂正すればいいかよくわかんないわ。

幼稚園まで送っていく。みんなに会うとたちまち笑顔で、楽しそうに並んでいた。泣いてる子もちらほらいたけど、女の子たち何人も肩寄せ合って泣いてたけど、ちびさん、遠くから敬礼して、さっさとバスに乗った。少年自然の家かな、外部施設でお泊り。

さて今夜、ちびさんいないし、何しようかと、楽しみに思っていたのに、本当は何もしたいことはなくて、ただもう、何もかもさぼりたいだけなのだった。たくさんもらった豆をなんとかしないといけないので、豆とベーコンのスープだけつくって(明日の分も)あとは家事いっさいせず。

ビール飲みながら本読んだり映画みたりしていたら、11時くらいになって、パパが「ちょっと出てくる」などと言う。こんな時間にどこへ。
「りくの様子見てくる」
ちょっと唖然。寝てるよ、もう。
「だって心配だし」
何かあったら電話かかってくるよ。
「寝顔を見るだけでも」
不審者だと思われるよ。やめなよ。
「だってりくがいない」
なんなのよ。ふだんはうるさがるくせに。

しかしだ、考えてみれば、私は、ちびさんをパパにまかせてフィリピンに行ったりするが、まかされたパパは、ちびさんと離れて寝るなんていうのは、赤ちゃんのとき以来かも。
ちびさんの様子を見に行くのをとめられたので、パパも飲みだした。
何かあったら車出さなきゃいけないから、飲んじゃ駄目だっていったのに。
みたいなことで、それぞれ勝手にビール飲んでる。町内会長がくれたビール。

キャンプファイヤーはできたはず。明日は晴れるはず。
元気で帰っておいで。