秋祭り

昨日は幼稚園の秋祭り。
高校の和太鼓クラブのお姉ちゃんたちが、全国大会2位の演技を披露してくれたのだが、大きな音がつらいちびさん、耳を押さえている。ま、しょうがない。
収穫祭、ということで、年長さんが田植えしたお米、畑でとれたサツマイモ、園の敷地内にある大きな2本の柿の木の柿、が、いっぱい。
お米は子どもといっしょにおむすびつくって食べます。ふかしいもも食べます。ちびさん、かろうじて1口だけ口にいれた。
柿は3個ずつ配っても、まだいっぱい余っていて、結局袋いっぱいもらって帰った。こないだおばあちゃんちでもらった柿もまだ残っているんだが。ちびさん断固食べない。
ふうせん、ひとり3つずつもらいましたが、ほんの30分の間に全部割れて、ちびさん3回泣いた。最後の一個を割ったのは私だ。「ママ、どうして……」って涙いっぱいの目で見つめられたわ。ごめんよう。

園での様子を先生たちが教えてくれる。担任でない先生も、よく声をかけてくれるのだが、たぶんこれは、彼がどれだけ自由に教室を抜け出しているかということなんだろうなあ。
幼稚園バスの運転手さんが(鉄道が趣味らしい)、ちびさんが電車のことをよく知っていると感心していたよ、とか。
来月、療育の診察なので、その前に、また最近の様子など詳しく聞かせてもらうように、お願いしておく。

午後、音楽教室。気づいたのだが、ちびさん、起立して立っている、というのが、ほかの子に比べて難しいのかもしれない。ピアノのまわりに立つ、ということがひとりでできなくて、すわったり寝転んだりするので、いつも私が傍らで支えて立たせていたのが、最近ひとりで立つようになった。しかしだ、どうもほかの子と、感じがちがうのだ。安定感がないというか、立ったままじっとしていられる時間も短い。
ふざけて、まじめに立たないのではなくて、立っているのがしんどいから、ふざけるんだな、とは思っていたんだが。
去年はそんなに思わなかったけど、他の子たち、気づくととてもしっかり立っていて、安定感もある。その安定感がない。

診察のとき、きいてみよう。

私もまっすぐに立てない。まっすぐにしているつもりでも、写真なんか見ると、肩が斜めになっている。立っているのが疲れるので、すぐにすわる。立って働く、動く、というのはまだいいのだが、起立したままでいる、というのがしんどいのだ。バス停でも駅でも、どこでも、すぐにしゃがむ。(すると、同じようにしゃがんでいるおじさんたちと、目があうんだ、これが)

列になって並ぶ、とか、ちびさん絶対難しいなあ。

ときどき、気がむくと、歌うようになった。しかし、みんなが右手の音階を歌っているときに、ひとりだけ左手の音階を歌うとか、気がむいたまま。
まだ、右手と左手を交互に練習している段階だが、このちびさん、両手一度にひこうとし、まちがいながらじゃあるが、ひいてしまっているのがすごい。すらすら譜面よむし。

どうして右手と左手が別の音を一度に出せるのか、四苦八苦しながら、私は練習につきあわされている。
ヘ音記号のド、が五線譜のどこか、とか、ドで終わる曲がハ長調だとか、はじめて私は知ったよ。