ぼく、おおきくなったら

お医者さんになるんだそうです。

先週、小児科に行った日の夜に、熱でうなされながら「ぼく、おおきくなったら、あかちゃんやこどもをなおす、おいしゃさんになる」と言っていた。小児科のお医者さんだね。「おかあさんのおなかにとじこめられているあかちゃんを、かわいそうだから、そとにだしてあげるんだ」。ということは産婦人科ですか。
昨日は、「ぼく、おおきくなったら、みみやはなをなおすおいしゃさんになる」と言った。耳鼻科に変更したらしい。それで私の耳をのぞいたり、鼻をのぞいたり、やめてくれ。
殊勝な志、というよりは、自分がされたことを、今度はしてみたいんだな。

夜、ゴミ出しに行くときに、寒いし、パジャマの子どもを連れて行かなかったら、かえると、鍵かけられていた。ちびさん怒って、鍵かけたのだ。
それで、パパに、「おまえはほんとにいじわるなやつだ」と怒られると、いままではそこで「ちがうー」と泣いて(これがめんどくさい)、いたのが、なんと、私に向って「おまえはほんとにいじわるなやつだ」と言いにきたよ。伝言ゲームみたいに。
「いじわるなやつはいらん、すてる」と言われると、いままでは「すてないのー」と泣いて(これがほんとにめんどくさい)いたのが、なんと、「ママをすてる」と言いにくる。
「ママをすてないよ、おまえだけすてる」
と言われると、「ママ、いっしょにゆこう」って、やだよ。

どうあがいても、ママに「ごめんなさい」言うまで、ゆるしてもらえなかったりはするのだ。

面白いなあ。