風のゆくえ

政権交代というと、かつて社会党が政権とったときのことを思い出すんだけど、あのあと社会党は消えてしまった。たぶん、政権とったとたんに、自衛隊は合憲、と主義を翻したからかもしれない、そこは裏切ってはいけない何かだったのではないか。

どの党もそれなりに存在理由はあって、それがなくなったら消えると思う。で、消えていない党には、それなりの存在理由はあると思うので、二大政党制をめざさなくてもいいし、それぞれの存在理由に応じた、適切な議席配分になればいいなと思う。

仕事するひとは、与党でも野党でも仕事するし、仕事しないひとは、野党でも与党でも仕事しないと思う。

与党が批判されるのはしょうがない。与党だから。
でも野党だからといって、態度の悪さを見逃されていいわけはない。

あやしい風で、いっせいにどちらかに靡くのは、右でも左でも赤でも白でも反対。それは一党独裁に似てしまう。どこかが急に大勝ちするのは、結果として、仕事しない仕事できない、数にすぎない議員が増えるだけなので反対。

政治は数の論理だけれど、だからこそ、数の論理を警戒しないといけないと思う。

どうなるんだろうな。楽しみというよりは、あんまりひどいことにならないといいなという不安のほう。選挙が正しくおこなわれる以上は、どんなに政治が悪くても国民の責任。政治が悪いなんてほんとは言えないのだ。
ほんとにこわいのは漠然とした期待のあとの失望のあとのシニシズム。 曖昧な行動は、そのあとがこわい。

政治に限らないけど、おびただしいうさんくささのなかから、信じるに値するものをいかに見出すかは、たぶんすごく難しい。でもそんなものはない、と言ってしまったら、すべてが終わると思う。
白票はありと思うけど、棄権はなしと思う。

期日前投票すませたっと。
選挙当日は遊びにゆくのだ。夏やすみ最後の日曜だし。