机の下

年の瀬。 Img_0871

山口に行くときも雪はらはらしていたが、向こうでも積もっていたが、広島に帰ってくると、うちのあたりも積もっていて、今日はその上に雨がびちゃびちゃふる。義父母さんの家はあたたかかった。断熱材がはいっているらしい。この家は、そんないいものはないので、寒い。こたつにもぐると出たくない。
掃除はやめる。金もないから買い物もやめる。
子どもは餅食べられないし、煮物の類も食べられないし、パパは雑煮があんまり好きじゃないし、いったい、きみたちはお正月は何食べますか、と相談の結果、かまぼこと、卵焼き、ということになった。
つまり。
あたしはなんにもしないのだ。

子どもものんびり。はっきりいって、みんなぐうたら。
縄跳びの練習とかもしたほうがよくないかと思うけど、雨。無理。
宿題もプリント1枚がいつまでたってもおわらない。

宿題やってるはずの子どもの様子を見に行くと、いない。
この寒いのにどこへ、と思っているとぼそぼそ声がする。
机の下から。

机の下にもぐって本読んでいた。

それはそれでいいんだが、宿題、けっこうあるよ。登校日前になって泣いても知らんよ。